笑えよ、天女様。3【忍たま】

105.提案 ページ8

「あっ、そうでした、ここら辺で給料の高い仕事ってありますか？アルバイトでもなんでも…」






琴「給料が高めの仕事？うーん…私もここに来る前にいろんなアルバイトは結構やってたけど…沢山貰えた記憶があんまり無いな…でも急にどうして？」






この事、正直に言うしか無いよね。






「実は…実は、忍術学園から出ようかなって考えているんです。」






琴「ちょ、ちょ、ちょっと待って！話の展開、急過ぎない？」






「そうでしたか？」






琴「何かあったの？話は聞くから…」






千「いや、なんていうのか、忍術学園はなかなか馴染めませんね！笑っちゃうほどに！」






ははははっ、と千穂理は笑う。






大丈夫か？その自虐的な笑い、精神が崩壊してるとしか思えない…






琴「気持ちは分かるけど……うーん……」






なんだか、悩んでいる様子だ。






琴「出て行くのは良いと思うし、結局私もこうだから否定はしないよ。でも、ちょっとは忍術学園の生徒とちょっとでも仲良くしておいた方が良いかもしれない…」






仲良く………か。






「琴葉さんは……仲良い……ですか？」






琴「恨まれないくらいまでは人間関係は解消したよ。だってさ、外に行っても追いかけ回されそうな気がして…天女のことだから何かしれかすかもって思うじゃん？」






「そうですね…」

106.励まし→←104.場所

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す