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140.究明 ページ46

小「Aちゃん、イノシシどうやって止めたの?」




「食べられていた大根を投げたってところですかね。それより、こんなに収穫してしまっては持ち帰れませんよ。」




結局、小松田さんは育てた大根を全て収穫することに決めた。一本一本が結構な大きさだ。



千「Aー!小松田さーん!」




小「あっ、千穂理ちゃん!」




荷車を押してこちらに向かってくる。




「よくここにいるって分かったね?」




千「吉野先生から簡易に書かれた地図を貰ったんだ。小松田さんが大根を積むための荷車を持ってくるのを忘れたから届けにきました。」




小「あっ、そうだった。ありがとう、千穂理ちゃん。」




千「いえいえ。」




えっ、ここにきた目的って大根を獲るためだったの?小松田さんは忘れていたっぽいけど、結果的に収穫することに辿り着いたのは奇跡だ。




小「じゃあ、畑を耕し終えてから大根を積むよ。Aちゃん、早く耕しちゃおう!」




「はい。」




猛スピードで畑を耕す。こんな力仕事をしては明日は筋肉痛だ。




小「終わった!この大根を積んで学園へ戻ろう。」




「これ、全部乗りますかね?」




小「大丈夫だよ、きっと。」




三人でせっせと運んで、積み荷が崩れないように縄でキツく縛った。小松田さんが荷車の前に行き、引っ張る。




千「大丈夫ですか?」




小「…お、重い。」




すると、千穂理が私の耳元で小さく喋った。




千「あれ、使えば?」




あれ……というのは多分、超能力のことを指しているのだろう。物を自由に動かせる能力。こういう時に使うのが正しい使い方だ。




「うん、使ってみるよ。」




千「小松田さん、私たちが後ろから押しますね。」




小「ありがとう!」




小松田さんにバレてはいけないので、少しずつ力をかけていく。ちょうど良い加減に調整すると、荷車が動き出した。




小「二人とも、力持ちだね!」




「後ろは私たちに任せてください。小松田さんは前をお願いします。」




私たちは辿ってきた道を戻った。

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奈月橋(プロフ) - ねこねこ!!さん» ありがとうございます! (2019年1月5日 11時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ!! - 面白い!! (2019年1月5日 0時) (レス) id: fe9db1ac35 (このIDを非表示/違反報告)
奈月橋(プロフ) - みこちさん» そうですね、小平太や仙蔵たちはキャラが崩壊気味ですが…大丈夫ですよ!必ず良くなります。なので、温かく見守ってください(^^) (2018年10月27日 17時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 無いんです!今すぐ止めて下さい!」なんて、ポカンとしている仙蔵や小平太と、大喧嘩でもするんじゃ無いでしょうか?早く気が付いて! (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 信じようとしてくれる下級生達もいるのに、心配です。もしこのまま、「さあ、天に帰してやるぞ』なんてしようとしても、「何を馬鹿な事してるんです!この人は、そんなことしなきゃいけないような人でも、ましてや、天女何かじゃ (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈月橋 | 作成日時:2018年7月23日 15時

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