笑えよ、天女様。3【忍たま】

132.宿題完了 ページ38

「どう、分かった？」




結局、一から教えました。最初に宿題を解き終わった伏木蔵たちに手伝ってもらって。




乱・き・し・喜「はい！」




「良かった。じゃあ、この問題はもう解けるはずだよ。問題を読んでみて、始めよりは分かるんじゃない？」




乱「あっ、私分かった！」




き「俺も！」




し「うーん…」




喜「僕も分からない…」




「喜三太、ここの数字を何匹ナメクジがいるかに置き換えて考えてみて。」




少し例えに無理があるような気もするが、そっちの方が考えやすいだろう。




鶴「そうすると、ここがこうでしょ？」




喜「あっ、分かった！」




し「僕も！」




しんべヱ、よくナメクジの例えで分かったな…頭でお菓子にでも変換したのか？





「良かったよー、無事宿題を終了できて。というか、ろ組とは組って同じ宿題が出るんだね。」





乱「時々同じ時があるんです。」




「そうなんだ。」




みんなを見ると、ニコニコしていた。こんなに喜んでくれるなら教えたかいがあったなあ。




下「あの、教えていただいてありがとうございました。あと、僕のことは平太って呼んでください。」




「じゃあ、そう呼ばせてもらうよ。」




鶴「また何かあったときに聞いていいですか？」





「うん、勿論。」




き「宿題も終わったことだし遊びに行こうぜ！喜三太、伏木蔵、平太も一緒に！」




全員「うん！」




無垢な姿が羨ましく思えた。

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