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124.衝撃 ページ30

富松side





富「二人とも、頼むから。違う方向へ走るのは止めてくれ!」





切れてしまった無様な縄を目の前にしながら、部屋にちょこんと座る三之助と左門に言う。迷子癖が治らないと分かっていても、ついついそう言いたくなってしまう。





神「私は正しいと思った方向に進んでいる!」





次「俺は迷子になった覚えがない!」





ほらね、言った通りでしょ?





富「分かったから、せめて俺が引っ張る方向には着いてきてくれ。」





そう言う間も二人は上の空状態だ。





次「誰かこっちに走って来てるよ?」





廊下を走る足音がドタバタと近づいてくる。





神「誰だ?」





スパン、という障子を開ける勢いのいい音と共に、い組の浦風藤内が現れた。





次「藤内!」





浦「聞いてくれ!」





富「どうしたの?」





浦「三、四年生が合同で野外実習を行うこととなった!」





富・神・次「ええっ??!!」





これはもしや、学園長先生の突然の思い付きか?





神「いつ決まったんだ?」





浦風「ついさっき、俺も知ったばかりなんだ。ちなみに、三年生と四年生がペアになって実習を行うらしい。相手を決めるのはくじ引き。今日の放課後に抽選会があるらしいから、三年生は全員、四年生の教室に集合だって。」






それだけ言い残すと藤内は急いでどこかへ行ってしまった。





神「なんだかよく分からないが、楽しみだな!」





次「そうだな!」





二人は笑い合っているけれど、僕は気が気じゃない。





どうやらこれは、大変なことが起きそうだ…

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奈月橋(プロフ) - ねこねこ!!さん» ありがとうございます! (2019年1月5日 11時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ!! - 面白い!! (2019年1月5日 0時) (レス) id: fe9db1ac35 (このIDを非表示/違反報告)
奈月橋(プロフ) - みこちさん» そうですね、小平太や仙蔵たちはキャラが崩壊気味ですが…大丈夫ですよ!必ず良くなります。なので、温かく見守ってください(^^) (2018年10月27日 17時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 無いんです!今すぐ止めて下さい!」なんて、ポカンとしている仙蔵や小平太と、大喧嘩でもするんじゃ無いでしょうか?早く気が付いて! (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 信じようとしてくれる下級生達もいるのに、心配です。もしこのまま、「さあ、天に帰してやるぞ』なんてしようとしても、「何を馬鹿な事してるんです!この人は、そんなことしなきゃいけないような人でも、ましてや、天女何かじゃ (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈月橋 | 作成日時:2018年7月23日 15時

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