120.朝食 ページ26
乱「おはようございます!」
「おはよう。」
千穂理と二人で食堂に来たら、乱太郎、きり丸、しんべヱに会った。
き「Aさんはどっちの定食にするんですか?」
し「僕はお腹が空いたからどっちも食べちゃおう!」
き「しんべヱ、そんなに食べたら太っちゃうぞ。」
し「おばちゃん、A定食とB定食!」
朝から沢山食べるんだな…
「A定食で。」
千「私はB定食で。」
私と千穂理もおばちゃんから定食をもらった。さてと、どこに座ろうか…
乱「Aさん、千穂理さん。ここに来てください!」
「いいの?じゃあ、お邪魔させてもらおうかな。」
乱「どうぞ、どうぞ!」
こう考えると、一年は組とはすっかり仲良くなれた気がする。忍術学園も捨てたもんじゃないな。
四「あの…」
「ん?私?」
二年生の時友四郎兵衛だ。こくりと頷いている。
四「隣に座っていいですか?」
「私は全然構わないけど…」
後ろを見ると、同じ青色の制服を着た忍たまが三人いた。
四「ありがとうございます!」
そう言うと、にこにこと笑って隣に座ってきた。続くようにその三人も座る。
し「僕、全然お腹いっぱいじゃない。」
「え?もう食べ終わったの?」
しんべヱの茶碗を見ると、山盛りにあったご飯は綺麗に食べ尽くされていた。
し「はい。もう一個定食、食べよ!」
き「ちょっと待て、本当に太るぞ。」
乱「そうだよ。きりちゃんの言う通り、これ以上食べて太ったら、また山田先生とランニングしに行かなきゃならないよ?」
し「でも…」
どうやら食べ足りないようだな。そうだ、いいことを思いついた。
「しんべヱ、私の切り身魚半分とご飯を半分あげようか?このくらいなら、定食一個食べるよりはいいんじゃない?」
し「本当に?いいんですか?!」
しんべヱの目が輝いている。
「いいよ。私にはこの朝食少し多いし。」
乱「Aさん、いいんですよ遠慮しなくて。」
き「そうです。甘やかさなくていいんですよ!」
「いいの、いいの。私がそう言っているんだから。」
それだけ言い残して、千穂理と一緒に定食を返しに行った。
その後、四郎兵衛が『ほらね、いい人でしょ?』と言っていたのは気のせいにしておこう。
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奈月橋(プロフ) - ねこねこ!!さん» ありがとうございます! (2019年1月5日 11時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ!! - 面白い!! (2019年1月5日 0時) (レス) id: fe9db1ac35 (このIDを非表示/違反報告)
奈月橋(プロフ) - みこちさん» そうですね、小平太や仙蔵たちはキャラが崩壊気味ですが…大丈夫ですよ!必ず良くなります。なので、温かく見守ってください(^^) (2018年10月27日 17時) (レス) id: 75187d8a04 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 無いんです!今すぐ止めて下さい!」なんて、ポカンとしている仙蔵や小平太と、大喧嘩でもするんじゃ無いでしょうか?早く気が付いて! (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 信じようとしてくれる下級生達もいるのに、心配です。もしこのまま、「さあ、天に帰してやるぞ』なんてしようとしても、「何を馬鹿な事してるんです!この人は、そんなことしなきゃいけないような人でも、ましてや、天女何かじゃ (2018年10月25日 14時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈月橋 | 作成日時:2018年7月23日 15時