クィディッチ優勝戦01 ページ8
「セレナ、私、占い学辞めたわ」
「え、あー……さっきの時間ね」
お疲れ様とハーマイオニーの頭を撫でると、嬉しそうに目を細めた。
「セレナの言う通り、早く辞めればよかったわ」
「それでも四教科あるけどね。一つ減っただけでもきっと楽になると思うわ」
「ありがとう、セレナ」
そう談話室で話したのが、イースター休暇に入る前だった。
休暇に入ってから、ハーマイオニーは本当に心から辞めてよかったと実感する事になったのだ。
「占い学の宿題、羊皮紙五枚ですって。その山に追加されなくて良かったわね」
「ええ、本当に……」
談話室の机をほぼ貸切状態で使いながら会話していると、たまにノイローゼ気味のネビルや、他の同級生が教えて欲しいとセレナに縋り付く姿があった。
「セレナったら、助けてばかりね。少しは自分優先でも良いんじゃないかしら？」
「ちゃんと自分の分もしてるわよ、だから安心して」
よそ見するからスペル間違えているわよと注意すると、ハーマイオニーは意識を宿題へと戻した。
しかし、ハーマイオニーの言葉も一理あった。
何故ならイースター休暇が終われば、スリザリンとの対戦が待ち構えていたのだ。
毎日続くクィディッチの練習は、オリバーたちと組み立てる作戦と共に熱が入っていた。
それでも余裕そうな姿を見せているのは、一人ひっそりと『元気爆発薬』や『元気の出る呪文』を使っているからだ。
セブルスやリーマスに見られたら絶対に止められるだろうが、それでもセレナには宿題やクィディッチよりもしなければならないことがあったーーー。
「……今日も収穫なしね」
禁じられた森、廊下にある展示物の隙間、空き教室……。
セレナは時間を見つけては、全ての元凶であるスキャバーズを捜していた。
あらゆる場所にネズミの好きそうなチーズと共に罠を張ったりと仕掛けてみても、寄り付くことなくなんの収穫も無いまま日々が過ぎていく……。
そんな中々見つからない焦りを煽るように、スリザリンとグリフィンドールの寮同士の小競り合いが勃発した。
それも、グリフィンドールの四年生とスリザリンの六年生が互いに耳からネギを生やし入院するに至るまでだ。
シーカーのハリーも似たようなものだったが、得点王と最近言われるようになったセレナに対して、スリザリン生からの攻撃は特に酷かった。
歩いていると足を引っ掛けられそうになり、階段にいれば落とされそうになり、下階にいれば上から物が降ってきた。
なんと幼稚なことかとセレナは思ったが、試合の日に至るまでセレナに傷一つつくことは無かった。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
