再びふくろう便04 ページ42
大広間に着くと、ダンブルドアはそのままシリウスを連れて別の扉から大広間に入るようで、セレナたちとは別々となってしまった。
「入ろっか」
「そうね……」
暗い表情のままセレナ達が大広間へと入ると、既に集まった先生や生徒から盛大な拍手が贈られた。
まるで魔王を倒して帰ってきた勇者のようだ。
セレナ達は微妙な表情を浮かべたままグリフィンドールの席に足を進めると、ハーマイオニーとロンが席をとってくれていた。
「やったわね、セレナ、ハリー！あなた達、とっても凄いことを成し遂げたのよ！」
「ハーマイオニーから聞いたけど、あのピーターを捕まえたんだろ？……でも何でそんな変な顔してるんだ？」
ロンの言葉にハリーとセレナが言いあぐねていると、壇上に教師陣が集った。
しかし、その中にシリウスの姿は無かった。
ダンブルドアがフクロウを象った演台の前に立った。
「皆、静粛に……。今回集まってもらったのは他でもない、皆も知ってる通りピーター・ペディグリューの事じゃ」
ワアァァと盛り上がる生徒たちに、ダンブルドアは片手を上げ歓声をとめた。
「とある生徒と先生によって解決したと思われた今回の件じゃが、まだ余談がある。心して聞くように」
そう前置きを置いたダンブルドアは、物音一つ鳴らせば睨みつけるような鋭い顔でぐるりと生徒たちを見渡した。
「たった今、魔法省から連絡が入った。ピーター・ペディグリューを魔法省の手によって裁判が行われるはずだったが……輸送中、魔法省の者が何者かに襲われたらしい」
ざわつく生徒たちに、視線は自然とセレナたちに向けられた。
ハーマイオニーも、そしてロンも困惑した表情でセレナとハリーを見ると、二人は話が真実だと小さく頷いた。
「罪人が逃亡したとなれば、ホグワーツの外では皆を守れん。また、この事実自体何者かに掻き消されるやもしれん。良いか？くれぐれも休暇中、一人にならないようにするように」
ダンブルドアからの願い事はきっと守られるだろう。
大罪人のピーター・ペディグリューがこの世界のどこかで逃げ回っているのだ、大概の馬鹿でなけりゃ自ら追いかけて捕まえるマネはしないだろう。
ダンブルドアはすっかり意気消沈した部屋を見渡すと、一つ咳払いをして普段の優しい顔つきに戻すと、「もう一つ話がある」と皆に告げた。
「今回の被害者、シリウス・ブラックから皆に話があるそうじゃ。……入って来なさい」
ダンブルドアの言葉に誰もが首を長くし、教壇側の扉が開くのを待ち構えた。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
