スネイプの恨み05 ページ5
「水が半量になった鍋からオミナエシを取り出し、代わりに先程刻んだカノコソウ、竜骨、トリカブトを入れ、強火で煮て混ぜ合わせる」
「うわぁ……毒々しい」
とろみを帯びたその液体は見た目も匂いも毒々しく、これは人間の飲み物じゃないとセレナの眉間にシワが寄る。
セブルスは顔を歪めるセレナを鼻で笑うと「あとは一日寝かせて材料が溶け込めば完成だ」と言い、セレナを鍋から遠ざけた。
「ルーピン先生、こんなの飲まなきゃいけないなんて……」
「それが奴に課された『業』だ。仕方あるまい」
そう皮肉るセブルスの顔は愉快だとばかりに口角が上がっており、セレナはハリーを相手にするような嫌悪を示す義父の様子に違和感を抱いた。
その時だった。研究室に酷く脅えたノットと取り巻きのクラッブとゴイルが叫びながら慌てて入ってきた。
「先生！ポッター、ポッターの生首が！」
突然の訪問者に、親子水入らずの時間を奪われたセブルスはスリザリン生であるにも関わらず、眉間にたっぷりの皺を寄せた。
しかしノット達は怯えた様子で、セブルスの様子も気付くことなくセブルスに縋り着いた。
「……ノックもせず入ってくるとは、随分と偉くなったものですなMr.ノット。それで、Mr.ポッターがどうしたと？」
「俺たちウィーズリーに『叫びの屋敷』の登った所で出会って声をかけたんです。そしたら大きな泥の塊が飛んできて、頭の後ろに当たったんです。それで振り向いたらポッターの……ポッターの生首が浮いてたんです！」
セブルスの鋭い目はセレナに向けられた。
その目からは「囮として来たのか」と疑いがありありと見られ、しかし、セレナも何故そんなことになっているのか分からず首を全力で横に振ると、セブルスはノット達を椅子に座らせコップに水を注ぎ三人に与えた。
その水に一滴、薬を入れられたのにも気付かずノット達はそれを飲み干すと落ち着いたようだった。
そんな三人の様子を冷静にみながら、セブルスは再びポッターがどうしたのかと問う。
……しかし答えは先程と変わり無く、その結果にセブルスはひくりと口角をひっそり上げた。
「Msウィンクルム、そこを片付けたら寮に戻れ。ノット、クラッブ、ゴイルは寮へ戻るように」
「……わかりました」
猫が獲物を見つけたような、そんな目をしてセブルスはスタスタと研究室を出てった。
クラッブ、ゴイルに続きノットはセブルスの言葉に素直に出ていったが、扉が閉まるまでセレナを奇妙な目で見ていた。
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
