ハーマイオニーの秘密02 ページ30
セレナはダンブルドアの言葉の意味を読み取り、セレナは何度も頷くとベッドに備え付けられていたポシェットに手を伸ばし、中から『
「よろしい……。わしはこれから君たちを閉じ込めておく。よいか、三回ひっくり返すのじゃ」
「わかりました」
セレナのしっかりとした頷きにダンブルドアは微笑むと、幸運を祈ると告げて部屋を出た。
セレナは見送ると、机の上に畳まれたローブを引っつかみ荒々しく羽織ると、タイムターナーを首にかけポシェットをポケットに仕舞った。
首に掛けられた砂時計に手をかけ、いざ回そうとした時「セレナ」と二つの声がした。
視線を友人たちが眠るベッドに向けると、ハリーとハーマイオニーが少し怒ったように起き上がった。
「また君だけで終わらせようとしたんだね」
「もう一人で背負わないで。私はあなたの親友よ」
「……ハリー、ハーマイオニー」
脳裏には、誰も助けられなかった情けない自分自身が映り、セレナは戸惑い口を噤んだ。
その隙を狙うように、ハリーは立ち上がるとローブを羽織りセレナの手を取った。
「僕を連れてって。僕たちの親を助けに行こう」
「私はロンが起きた時のことを考えて残るわ。ハリー、セレナを頼んだわよ」
二人の言葉と無慈悲にも進む時間に、セレナは意を決してハリーの首にも鎖をかけた。
「ハリー、誰にも見られないようにするのよ」
「セレナの言う通りに動くから、安心して」
ハリーの返答にセレナは頷くと、ダンブルドアに言われた通り砂時計を三回ひっくり返した。
すると、周りの景色が一気に移り変わった。
後ろ向きに飛んでいるような感覚と酷い耳鳴りにハリーは顔を歪めると、やがて固い地面に足が着いた感覚がした。
「ここは……？」
「三時間前の医務室よ。私たちは過去にいるの」
「過去！？」
驚くハリーの腕を引っ張り玄関ホールに出ると、数人分の足音が遠くから聞こえてきた。
「まずいわ、少し隠れましょう」
セレナはハリーを引っ張りそのまま柱の影に隠れ様子を伺っていると、ハリーとロン、ハーマイオニーが現れた。
「今からハグリッドの小屋に行くところね。私は別れたあと、ルーピン先生とスネイプ先生にこの事を話しに行ったのよ」
「ルーピン先生は分かったけど……どうしてスネイプなんか？」
透明マントと、透明薬で姿を消した三人を見送ると、セレナはハリーを連れてグリフィンドール棟へ駆け出しながら言った。
「貴方のお母様とスネイプ先生は幼なじみだからよ。喧嘩別れしちゃったらしいけれど」
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
