スネイプの恨み03 ページ3
セレナはハーマイオニーの言葉に頷くと「そして、ブラックはアズカバンに収容されるも、脱獄」と付け加えた。
「そこで私は考えたの。あのディメンターの目を盗んでの脱獄の仕方を……」
「まさか！」ハーマイオニーは目を大きく開けセレナを凝視した。
セレナは頷き「それがさっきの実験の答えよ」と立ち上がりキッチンへと向かった。
「でも、だったらブラックは何に変身したというの？それにアニメーガスは魔法省で登録しないといけないのよ。すぐに分かる事だわ！」
「ハーマイオニー、魔法省が一々調べると思う？自己申告制の登録制度なんて無いに等しいわよ」
セレナはキッチンからナイフを取り出すと、再びソファに座ってそのナイフを机の上に置いた。
「これは？」
「ハーマイオニーも聞いたでしょ？ロンが襲われた話。その時に使われたのがこのナイフだと思うの」
「待って。ブラックがこの部屋に来たの？」
ハーマイオニーの驚愕しながら放った言葉は一つ語弊があるとセレナが答えたため再び考えた。
しかし、自分でも疑うほどに奇妙な答えに行き着き、しどろもどろに言った。
「もしかして、アニメーガスで変身して入った……ってこと？」
「ええ。冬休み中、クルックシャンクスと一緒に」
ハーマイオニーの驚く様に、セレナは珍しくも頭が回っていないように思った。
疲れているのにごめんなさいと頭を撫でると、ハーマイオニーは紅茶を一口飲んで気を落ち着かせた。
「それで、クルックシャンクスは無事なのね？」
「とても友好的だったわ。一緒にご飯も食べたし……たまにブラックと思われる動物は、はしゃぎ過ぎてクルックシャンクスにお叱りを受けていたぐらいよ」
開いた口が塞がらないとはこの事かと、ハーマイオニーは次々と投げつけられる情報に頭を痛くした。
「それで、その動物は一体何なの？」
「犬よ、真っ黒な犬。きっとハリーが度々見たっていう犬は、ブラックのアニメーガスの事だったのね」
まるで何事も無かったかのように平然と言うセレナに、ハーマイオニーは違和感を持った。
常にハリーを守ってきた彼女にしては、淡白すぎるのだ。
「セレナ、勿体ぶらないで話して。他にもまだあるんでしょう？」
「流石ね、ハーマイオニー。だったら結論から言わせてもらうわ。
ピーター・ペディグリューは生きている。それもアニメーガスの姿となって」
ゴクリと生唾を飲んだ。
ハーマイオニーはセレナの真剣な表情に、嘘を言っているように見えなかった。しかし、これが嘘じゃなければ世間が黙っていないだろう。
「その根拠は？」
「……ロンがクルックシャンクスを疑った、あの時よ」
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ルーエ(プロフ) - レンさん» 早速読ませて頂きました！全然解釈違いなんかじゃありません！！とても楽しめました！ずっとずっと応援させて頂きます！！ (1月24日 23時) (
レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、遅くなりましたがリク小説出来ました！だいぶ解釈違いで申し訳ないですが、お楽しみ頂けたらと思います！これからも応援よろしくお願いします！ (1月24日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - 返信遅くなってしまいごめんなさい！！リクエスト快諾本当にありがとうございます！！これからもレンさんの作品を読み続けたいと思います！ (12月31日 0時) (レス) id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ルーエさん» ルーエさん、コメント＆リクありがとうございます！私の方こそ解釈違いになるかもしれませんし遅くなると思いますが、是非とも書かせて頂きます！読んでいただいてる方々に喜んでいただけるような作品を作れるように頑張ります！ (12月30日 23時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
ルーエ(プロフ) - リクエストなのですが、番外編として独占欲が強いハリーとの恋愛描写を読みたいなと考えておりまして……。ご検討お願いします。初コメントなのに厚かましくて申し訳ありません！！解釈違いや書くのが嫌であれば全然無視してもらっても構いません！ (12月29日 22時) (レス) @page50 id: 69c4e7e541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2023年10月18日 20時
