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ダイアゴン横丁03 ページ10

ハリーは魔法界の事だけじゃなく、自分自身の家族のことすらも知らなかった。
いや、ここまで来ると故意に知らされていなかったのだろう。
それにこの身なり。育った環境も劣悪だったに違いない。

セレナはハリーを少し哀れんだ。
育ての親も環境も良い状態で育ってきたのに、魔法界の英雄(ハリー)は育ての親も環境も酷いところで育てられたなんて…。

けれど、今日からは私が友達だ。母が命懸けで救った命だ。絶対幸せにしてみせる!

セレナは今までの《魔法界の英雄》に対する思いを消し去って、ハリー・ポッター(一人の友人)として接することに決めた。


「ハリー。貴方のご両親はグリフィンドールだよ」
「セレナ、君、僕の両親のこと知ってるの?!」

驚くハリーにクスクスと笑って、セレナは優しく微笑んだ。

「知ってるも何も…私の母の親友が、ハリーのお母上だからね」
「そうなの!?…僕、本当に何も知らないや」


そう言って落ち込むハリーに、セレナは彼の手をギュッと握る。
え?と少し頬を赤らめセレナを見ると、薄いブルーの瞳がハリーをしっかりと捉えた。

「魔法界の事は後からでも知れるし、ご両親のことは私が知る限りのことは教えてあげられる。ハリー、だからそんなに悲観的にならなくていいのよ。

私と貴方とはもう友達なんだから!」

セレナ…。呟くハリーにニッと笑うと、次第にハリーにも笑顔が戻っていった。

「ありがとう!僕、何にも知らないけど、これからもよろしく!」

ハリーの緑の瞳がキラリと光った気がした。
その瞳を見た瞬間、父上の言った言葉を思い出す。

「リリーのエメラルドグリーンの瞳は、何者も魅了する力があるのだと、ローズと話したことがある」
そう言った父上は、どこか寂しそうな目をしていた。


「お前さんら、話しちょるとこ悪いが早く買いに行かんと今日一日で終わらなくなっちまう」

急かすハグリッドの言葉に、二人は仕方ないと笑って買い物に集中した。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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