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真夜中の決闘02 ページ40

そんな中、ネビルにお祖母さんから小さな小包が送られた。中身は《思い出し玉》といって、玉を握って赤くなると何かを忘れていることを知らせてくれる魔法具だ。

「ネビル、赤くなってるよ?」
「あれれ?ほんとだ…何かを忘れてるってことなんだけど…」

ネビルが頭を抱えて何を忘れているのか考えていると、ドラコが近寄り思い出し玉をヒョイッと取り上げた。
ハリーとロンがドラコの行動に勢いよく反応し立ち上がったが、マクゴナガルがサッと現れた。

「どうしたんですか?」
「先生、マルフォイが僕の思い出し玉を取ったんです」

ネビルの言葉に、ドラコはしかめっ面で「見ていただけですよ」と素早く思い出し玉をテーブルに戻し、クラッブとゴイルを従えてどこかへ行ってしまった。





午後三時二十分。正面階段から校庭に出ると、よく晴れた少し風のあるちょうどいい気温で、まさに飛行訓練日和だ。
授業まであと十分程度という所で出てきたが、グリフィンドール生はおらずスリザリン生が箒の横で立っていた。

「やぁ、セレナ。グリフィンドールは君一人かい?」

その中でセレナと気軽に話しかけれる唯一のスリザリン生、ドラコが声をかけてきた。
少し嫌味を含む言い方も《彼らしさ》と思うと、気にならなくなったのはきっとセレナだけなのだろう。

「ドラコ。…まだ時間じゃないしこんなもんでしょ。それよりドラコ、お菓子ありがとう。あれすっごく美味しいね」
「だろう?母上が選んでくださったんだ!」

セレナの言葉に、ドラコは頬を少し染めて嬉しそうに微笑む。彼は家族の話をしている時がいい表情をするのをセレナはこの数日で知った。

「マルフォイ、貴方ウィンクルムと仲がいいの?」
「グリーングラスか、まあ図書室で彼女と一緒になる事があるからな」

入学式の時に船で一緒になったダフネ・グリーングラスが、ドラコに話しかけた。
その口振りは「グリフィンドール生と何話してるの」というよりは「この子のこと知ってるの」といった素振りだ。

「久しぶりね、グリーングラス嬢。入学式以来だよね」
「ええ、そうね。貴女がスリザリンじゃなくて残念だわ」
「本当だよ、セレナ。君はスリザリンに入るべきだった」

心底残念だと二人から言われてしまい、困ったように笑うしかできないセレナは組み分け帽子との会話を思い出した。

どこでも入れそうな口振りの組み分け帽子は、最後に自分の願いを受け入れてグリフィンドールに入れてくれたのだ。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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