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魔法薬の先生01 ページ31

「ん…おはよう、ハーマイオニー」

午前六時半、寝ぼけ眼で隣を見るとハーマイオニーが既に制服に着替えてテーブルに向かっていた。
彼女の勤勉さには脱帽するものがある。
一体何時からしてたんだと思いながらも声をかけると、申し訳なさそうな表情を浮かべた。

「あら、おはようセレナ。ごめんなさいうるさくしちゃったかしら?」
「いや、自然に起きちゃうから大丈夫…だけど、寝起きはあまり…強く、なくて」
「そのようね。貴女にも弱いものがあるなんて」

クスクスと笑ってハーマイオニーは櫛を持ちながらセレナのベッドへと腰掛けた。

「貴女、せっかく美人な女の子なんだから、身だしなみをきちんとした方が良いわ」
「ありがとう、ハーマイオニー。どっか跳ねてる?」
「耳の後ろよ」

そういって世話を焼いてセレナの髪を解くハーマイオニーに、セレナは身を預けた。
兄弟姉妹のいないセレナは、勝手ながらも姉がいたらこんなんだろうかと夢心地に思っていた。

今日の授業はなんだっけ、とハーマイオニーに世話を焼かれながらここ数日のことを思い出す。

ハーマイオニーと一緒にいることが多かったセレナは、ハーマイオニーを毛嫌いしているロンと、ロンと共に過ごすことの多いハリーとはあまり話す機会がなかった。

せっかく友達になったのだから皆と仲良くしたいセレナだったが、出会った時のお互いの印象が悪い友達をハリーとセレナは放って置けるはずもなく、互いに互いの友達についた結果である。

それはともかくとして、セレナはハーマイオニーと共に過ごすことが多かったため、教室までの道のりや時間配分などに困ることは無かった。

百四十二ものの様々な階段や、色々な仕掛けを持つ扉に初見では手こずったものの、先輩や先生に教えてもらったり、見様見真似で行動した結果、僅か一週間足らずで攻略できた。

さらには、ピーブスも攻略してしまった。

これは基本、セレナのおかげと言っても過言ではない。
チョークを落としてきたり、ゴミ箱を転がしてきたりと他の生徒が悲鳴をあげる中、セレナが《プロテゴ》を唱えてハーマイオニーを守ったり、時には物理的にピーブスと渡り合っていた。

その結果、ピーブスに何故か気に入られ、セレナと共にいるハーマイオニーは被害を受けることが無くなったのだ。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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