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九と四分の三番線06 ページ21

「ハリー、ロン。大丈夫?」

蓋を開けてみれば、おろしたてのローブに何色にも染っていないネクタイを着けた見知らぬ少年が三人、ハリー達と対峙していた。
セレナは呆気に取られながらも、ハリーとロンに優しく声をかける。

ハリー達はもちろん、杖を向けられた少年たちはセレナの突然の登場にポカンと豆鉄砲でも食らったかのように動かなくなった。

最初に動いたのはハリーだ。
ハリーはセレナを見ると少し頬を染めて小さく微笑んだ。

「うん、大丈夫。えっと...制服似合うね」
「ありがと、ハリー。その前に先ずこの状況を教えて欲しいんだけど...」

ハリーが説明しようとした時、先程まで血色の悪かった少年が、少し頬を染めて一歩前に出た。


「僕はドラコ・マルフォイ。君の名前は?」
「私?私はセレナ・ウィンクルム。マルフォイ、貴方は何しにここに来たの?もうすぐでホグワーツに着くらしいけど」
「ああ、ハリー・ポッターがいると聞いてここに...。友達になりたくてね」

ドラコがチラリとハリーを見て、再びセレナに向き直った。
セレナはハリーを見て「本当に?」と目で訴えると、ハリーが首を横に振った。どうやら違うらしい。
「違うって言ってるけど?」とドラコに目で訴えると、彼は咳払いをした。

「君は旧家と言えど純血の人間だからわかるだろう。家柄の良い魔法族と付き合った方がいいってことを...」

少し小馬鹿にした言い方に、セレナは呆れたと溜息をついた。

「なるほど、そういう事。だったらウィーズリー家も《聖二十八一族》の中に入っているし、ポッター家も血を遡れば親戚みたいなもんでしょ?」
「「え!?そうなの!!?」」
「ハリーはともかく、ロンは少しくらい家系に興味持ちなよ」

驚くハリーたちにセレナは呆れながらも答えると、ロンは気まづそうに目線を逸らした。
それで、とセレナは再びドラコに向き直ると、何か違うと?と言いたげに目線を向けた。

「マルフォイくん。家柄だけで仲良くなるのは別に良いとは思う。だけど、それを私たちに押し付けるのは違うと思うよね。でも、そうね...もし、個人的に友達になりたいって言うなら私は大歓迎よ」

「君たち二人もね」とドラコの後ろに居たふくよかな少年たちにも笑いかけると、居心地悪そうに笑みを浮かべドラコを置いて去っていった。
ドラコも慌てて追いかけて出て行ったが、去り際に「また会おう」とセレナに向けて言ったのをハリーたちは聞き逃さなかった。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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