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九と四分の三番線03 ページ18

「そういえばさっきホームを眺めていたんだけど、ロンの家族って多いの?」
「うん。さっきのフレッドとジョージが上から四番目と五番目で、他にも兄が三人いるんだ。そして僕の下に妹のジニー。あとはパパとママの九人家族さ」

セレナの質問に、ロンは表情を曇らせた。
彼曰く、兄たちが優秀だったため期待に沿うのが難しいらしく、さらには何もかもがお下がりのため新しいものが買って貰えないのだという。
それはペットもそうだった...。

ロンがポケットから取り出してきたのは《スキャバーズ》と名付けられたネズミだった。
セレナはそのネズミをじっと見つめると、そのネズミは指がかけていた。

「そのネズミ、指どうしたの?」
「ああ、どこかで怪我でもしたんじゃないかなぁ?ジョージとフレッドのイタズラにでも巻き込まれたんだよ、きっと」

そこから他愛もない話で盛り上がっていると、十二時半を過ぎたあたりで通路でガチャガチャと大きな音がしたかと思えば、笑顔を浮かべたおばさんが扉を開けた。

ーーー車内販売だ。


「僕はこれがあるから…」そう言ってロンは母親に作ってもらったというサンドイッチを手にし、セレナは要らないと首を横に降る。
そんな中、ハリーはポケットからありったけの金貨を取り出してみせた。

「ぜーんぶ、頂戴!」

ハリーが両手いっぱいのお菓子を抱えて戻ってくると、ロンはとても羨ましそうにそれを見つめていた。

するとハリーは、ロンにパイとサンドイッチを交換しようよと声をかけた。ハリーにとって誰かと分け合うことは初めてで、少し憧れを抱いていたのだ。

物珍しい食べ物に興味津々にするハリーと、ハリーが食べようとする度にそれがどんな食べ物なのか一つ一つ教えてあげるロンの姿は、まるで兄弟のようだった。

「これなんだい?」

ハリーの手には《蛙チョコレート》があった。
蓋を開けて出てきた蛙に驚きながらも、ハリーの興味は中に入っていたカードに移った。

「この人がダンブルドアなんだ!えっと...ホグワーツの校長で、闇の魔法使いグリンデルバルドを倒した。パートナーであるニコラス・フラメルとの錬金術の共同研究などで...

あ、いなくなっちゃった!」

ハリーの驚きように、ロンは何で驚いているのか分からないと首を傾げる。

セレナは両方の世界を知っているため、ケタケタと笑った。
ロンの住んでる魔法界では写真の中の人物たちは動くのが当たり前で、けれどもハリーの住んでたマグルの世界では静止画である事を告げると、二人は更に驚いた。

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レン(プロフ) - 潤華さん» 潤華さん、初コメありがとうございます!お褒めの言葉嬉しいです☺️引き続き、応援よろしくお願いします! (2月5日 7時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - とっても面白いです!!!♡♥ (2月4日 20時) (レス) id: 9eceefbc71 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - カケオレさん» コメントありがとうございます!この時代にもニュートが居たので是非からませたいと欲望が出てしまいました笑今後も出てきますので楽しみにしててください! (2023年3月20日 21時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ニュートが出てきた瞬間叫んでしまいましたよ (2023年3月20日 7時) (レス) @page11 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます!遅ればせながら修正致しました(^^) (2023年2月10日 20時) (レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2022年7月3日 9時

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