【山田三郎】守ってあげたいだけ。

６５step ページ19

一郎「三郎！！！」


ドアから一兄とじろ兄が勢い良く来た。


二郎「三郎！！てめぇ、何してんだ！」

三郎「っ…！」


一兄は先生を取り押さえ、じろ兄は三郎を先生から離した。


三郎「す、すまない…」

二郎「ったくよ」


すると、じろ兄は私に近づいて来た


貴方「だ、だめ、じろ兄…」

二郎「わりぃな、A」

貴方「だめだって、じろ兄…」

二郎「知らねぇよ、だめでも俺はお前を助けてぇ」


じろ兄は両手を広げた


二郎「だから、助けさせてくれ」

貴方「じろ兄…」

二郎「話は後で聞くからさ、こっち来いよ」


でも、私は…


貴方「っ…」

先生「もう八神さんは前までの八神さんではない」

一郎「なんだと？」

先生「八神さんの初めては全て僕のだから」


「そうだよね？八神さん」、と。
先生は笑った。その笑顔には恐怖しかないけど


今の私は、きっと皆嫌うだろう

だって、最後まで三郎たちの事信じてなかったもん…。


こんな私をきっとこの三人は嫌う。

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