やってみろ(青年期) ページ15
翔side
まさかこんな事になるなんて
兄貴は呼び出されるし、岡田さんと鉢合わせるし
裕貴さんには、嵌められるし
やってらんねぇな
准「骨折れちゃうかもだから、やめときな？」
裕「そうだぞ〜！大人しくしてろよ〜w」
准「骨折ったら、俺が殺されちゃうw」
裕「俺としては、このままここでお金稼いでもらいたいんだよね〜」
准「お、そろそろ着く頃かな？」
裕「やめときな？餓鬼が喚くなってw」
友「ごめん…ごめんなさい」
ここまでやられて黙ってられる程
俺はいい子じゃない
「骨折っちゃう？やってみろ
ここまでイラついたの何時ぶりかな
友、少し離れてな？大丈夫だから。負けねぇから」
そこまで言うと、俺の傍を離れた
俺は上着を脱ぎ動きやすい格好になった
兄貴が来るのか来ないのかは知らない
どうでもいい
でも、俺の大事な親友であり戦友を貶めた報い
受けてもらう
「来いよ。岡田サンw」
准「へ〜やる気？仕方ないね」
裕「うわぁ〜死んだねw乙ー」
ﾄﾞｶｯ ﾊﾞｷｯ ﾄﾞｽｯ ﾎﾞｺｯ…
ﾊﾟｼｯ ｼｭｯ ﾀｯ…
准「やるねぇ」
「こんなもんすか？本気で来いよ」
准「あーそう。わかった」
ﾄﾞｽｯ!
重っ！ただの蹴りなのに、1発1発が重い
でも、負けてらんねぇ
俺も負けじと！岡田さんに蹴りや殴りを入れる
明日体中痣だらけだろうな
ﾄﾞｶｯ!
准「うっ…!!ま…じ？」
「ｹﾞﾎｯ…あ、血だ」
友「翔！」
「大人しくしてろって言ったろ？」
友「翔後ろだ！」
「え？」
あ、敵に背を向けてはいけないんだっけ？
只今。落とされそうです
まぁ、負けねぇけどw
「ｸﾞｯ…よっと！」
ﾄﾞｻｯ…ﾊﾞｺｯ!
「カハッ!」
准「だからやめときなって言った…ﾊﾞﾀｯ」
「油断は…禁物…っすよ？」
俺は肩を外された直後に、膝で顎を蹴りあげ
気絶させた
まぁ、俺も気絶しかけなんですが
「ﾋｭｰ ﾊｧｯ…ｽｯ ﾊｧｯ」
友「翔！…肩外されてる…どうしよう…」
「ﾊｯﾊｯﾊｯ…勝った…ろ？」
友「馬鹿！そんな事言ってる場合かよ！」
「ﾋｭｰ ﾊｯﾊｯﾊｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
友「どうしよう…救急車…救急車呼ばなきゃ」
あ、手が震えて押せねぇんだ
ごめん、やっぱり、岡田さん強いわ
俺は目を瞑り痛みに耐えていた
意識は痛みで飛んでいかなかった
飛ばそうとしても…飛ばなかった
そんな時聞こえた兄貴の声
あぁ…本当に呼ばれてたんだなって知った
友「翔には、触らないで下さい！」
「いい…から」
友「でもっ」
「大丈夫…な？」
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作者名：Sugar | 作成日時：2021年10月12日 21時
