ご飯→デザート(少年期) ページ45
智side
1人で風呂入らせんのはまずかったな
風呂から片足でこっちまで来て
氷嚢当てたら唸るし
翔「うぅぅ…」
雅「翔ちゃん、ご飯できたって」
翔「食べるぅ」
雅「ここで食べよっか」
翔「1人？」
「1人じゃない。俺がここで食うよ」
翔「智にぃが？」
「嫌か？」
翔「ううん」
「大人しくしとけ？」
翔「うん」
今日は、鮭のホイル焼きか
良いね
皆「頂きます」
翔「久々食べた気がする」
潤「久々にやったからな」
雅「今日鮭安かったの？」
潤「いや、おまけしてくれた」
和「あそこのおばちゃんさ、絶対するよね」
「翔が行ったら高級魚くれるしな」
翔「高級魚？」
「昔お使い行かせたらやべぇの買って帰ったんだよ」
まぁ、覚えてねぇよな？
その話はまた今度…
翔「俺って色んな人達から貰ってんね」
雅「翔ちゃんだけじゃないよ？」
「俺たち皆そ〜やって育ってんの」
翔「でも、俺、未だに覚えてる人いるよ」
和「え、誰々？」
翔「叔父の家から逃げた時に入った家」
「あ〜あったな」
潤「あれは、智にぃ殺す勢いだったわ」
和「あ〜あの時ね」
「俺の反抗期時代」
雅「まぁ、怖かったからじゃない？」
翔「怖かったのもあるけど、おやつが美味しかった」
ふふっ、変わんねぇ
おやつ大好きだもんな
家で一人の時は、自分で作って食ってる
自分の分だけじゃなくて、俺達の分まである
偉いよな
翔「ご馳走様でした」
「食うか？」
翔「うん！食べたい」
「ちょっと待ってろ」
みんな食った事だし、各々飲み物を準備して、実食
カリッ パリッ…
「お、上手いじゃん」
雅「美味しいね」
和「瑞々し」
翔「美味っ」
笑顔見れてよかった
潤が珈琲飲んでる姿…何かイケメンだわw
潤「何？」
「いや、イケメンだなって」
潤「何それw」
俺と翔は、紅茶
和と雅は、微糖珈琲
家の兄弟って皆良い顔してるよな
俺は食い終わってるから、溶ける心配もない
翔「美味しかった」
「また作るか？」
翔「うん」
雅「今度ドーナツ作らない？」
翔「良いね〜」
和「ドーナツで思い出すのはあれでしょ」
「あ〜w」
潤「あったね」
翔「何何？」
雅「ドーナッツ発言でしょ？」
「可愛かったよな〜」
翔「ん？」
和「翔ちゃんの事だよ？」
翔「俺？」
潤「味噌汁も言えなくておみしるって」
翔「ダサ。」
「自信満々で言うから可愛くて可愛くて」
翔「え、何か恥ずかしい」
潤「滑舌は良いのに、言葉足らずで」
可愛かったな
昔も今も
翔「もう…いいよ〜！」
さて、次はお使いの話しようか
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
