怪我(幼年期) ページ35
智side
無傷とまでは行かないが…無事でよかった
母さん達が守ってくれたんだろうか…
Sun達を動物病院に連れて行き、翔は、かかりつけに
「先生！」
医「智！無事じゃったか？」
「翔が…」
医「傷が多いが、破片とかでは無いな」
「良かった」
医「ちょっと預かるな？」
翔が治療室に入ってすぐ和達が不安そうな顔で俺を覗き込んだ
「ん？どうした？」
和「翔ちゃん。大丈夫？」
潤「すごく傷だらけだった」
雅「翔ちゃんは、大丈夫だよ。」
和「ほんと？」
潤「ほんとにほんと？」
雅「ほんと。母さん達が守ってくれたんだよ」
和「母さんが…」
潤「仏壇は？大丈夫だったの？」
「写真と、供え物が落ちてただけで、あとは無事」
…可笑しな話だな
何で、無事なんだ？
何で、翔は、押し入れの中に居たんだ？
1人じゃ登れないし
医「智…智？」
「っはい！」
医「治療終わったよ。起きてるけど話すかい？」
「話します」
ぼーっとしてた…
部屋に入れば涙を浮かべた翔の姿
翔「にぃに…怖かった…怖かったよ〜」
「怖かったよな、痛かったよな…ごめんな？」
翔「あんね、ママとパパがね、守ってくれたの」
雅「母さん達が？」
翔「リビングでね、お茶飲んでたら、ぐらぐらって」
和「翔ちゃん…」
翔「かーくんのコップ割っちゃった…ごめんなさい」
和「良いんだよ。翔ちゃん。」
翔「それでね、怖くて怖くて…座り込んでたの
そしてら、Sun達が来てね、俺を守ろうとしてくれたの。
でもね、お皿が降ってきて…Sunに当たったの」
潤「…怖い」
翔「怖くて、にぃ達の事呼んでたら、ママの声がしたの。怖くないよ、大丈夫だよって」
「母さんの声が？」
翔「でね、ママ達のお供え物が置いてる部屋に行ったんだけど…押し入れ高くて…入れなかったの」
雅「そうだよね。潤達でもやっとだもんね」
翔「そしたらね、パパがねSun達も一緒に抱っこしてくれたんだ」
可笑しな話だが…信じるしかない
だって、押し入れの中に翔が居たんだから
翔「ママとパパが、ここに居たら安全だからねって」
「そっか…パパ達が守ってくれたのか」
翔「うん！パパね、力持ちだったの…ふわぁ〜…」
「眠くなったな。沢山話してくれてありがとう」
雅「お家、帰ろうね」
俺の家は、他と比べで家の中と言い外と言い被害が少ない
これも…母さん達のお陰なのかな
母さん達の好きな物今度供えよう
「帰ろうね」
これが前にあった大地震
今回と比べると成長したな
翔…大きくなったな
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2021年4月22日 0時
