ポラリス２ (ページ10)

今日:42 hit、昨日:34 hit、合計:10,051 hit

　ページ10

「ふうとるーくは2人でなんか見てきや？」

風「ええの？俺ら別後からでもええで。」

斗「今日こたちゃんあんま調子よくなさそうやから、後でも見れへんかもしれんで。ゆっくり回ってき！」

琉「やったらそうさせてもらうわ。ありがとー。」

家を出る前、どこどこの新作がー、キャップがー、って、聞いたこともあらへんようなブランドの話をしながら盛り上がっとった2人。

やけど今回まだ2人とも何も買ってへんから。きっと斗亜も気付いてたんやろう。

そもそも2人の服の好みはだいぶん独特やから、5人で見てもそない好みドンピシャなもんまでは見れへんやろうし。

「じゃあ、フードコートおるから。買いもん終わったら連絡しや。ほらこたちゃん行こ、あいす。」

って、るうくから手繋ぎ係をバトンタッチしようとしてんけど、

琉「ちょ、そんなんされたら振り切れへん(笑)」

るうくの手を離したがらんこたちゃん。

風「ええなあ、俺そんなんされたことない。」

この子はなんか視点がずっとズレてんねんな(笑)

「んーこたろう、るうくお買い物したいんやって。あんたとずっと手繋いどったから何も見れてへんのよ。」

伝わったんかは分からへんけど、真剣に言うてみたらやっと俺の手を握ってくれて。

斗「よしゃ、行こーや、斗亜もうめっちゃアイスの口やねんけど」

「ふはは、行こか〜」