ポラリス２ (ページ6)

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ふうが

その後、ご飯も食べへんし、お風呂も拒否、歯磨きもいやいやの怪獣の寝かしつけ係に就任されてもうたおれ。

おん、まあ順番やからね、しゃあないねんけど。

「ねんねやで、るうく。もう疲れたやろ寝てまお。」

相棒のジュゴンを隣に寝せて、斗亜の毛布の端っこをカミカミしながら、急に静かになった思ったら、

今までの泣き方とは違うて、声も出さんと体を丸めてシクシク泣き出したるうく。

そんなん見てもうたら、ほんまにほんまに悲しくて、斗亜に会いたくってしゃあないんやっていうんが心から伝わってきて、なんや俺まで泣きそうや。

「悲しいよなあ、あと3日な、3回寝たら斗亜帰ってくるで

がんばろ、るうくもおれらも、な？」

涙を拭って、頭を撫でて、を繰り返しよったら、体力は限界やったみたいで、すぐに泣き疲れて寝てもうた。

次の日の朝も、斗亜がおらんことを確認して泣いて、ご飯は食べたがらへんし、なーんにも自分でしたがらへんから3人で準備に付きっきり。

ほんで、1番困ったんが

拓「るうく、これは流石に学校持ってけへんで。」

るうくが斗亜の毛布を意地でも離さへんこと。

「しくったなあ、これにしたん。」

彪「いやいや、るうくにとったらこれが今唯一の救いなんやから(笑)

あっせや斗亜がよお着とるパーカーは？」

拓「っそれや！！こたちゃんナイス！！！！」

斗亜が部屋着でよお着とるパーカーをるうくに見せたら食らいついてくれて、それを着せればよおやっと毛布への執着がなくなって。

その日からはそれを一時も手放さへんかったけど。

ほんまは制服登校やねんけど、先生たちも事情を話せば快く受け入れてくれて。