ポラリス２ (ページ5)

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こたろう

琉「ぎゃあああああ」

今まで見てきた中で、1番なんやないかってくらい泣いとるるうくがとにかく可哀想で。

どうにかしたりたいねんけど、どうにもならんのよなぁ(苦笑)

風「てかここ寒すぎや、」

拓「寒いなあ。」

「風邪引いたあかんしリビング行こか」

多分、ここで待っとったって落ち着くわけちゃうし。

久々にるうくを抱っこしてんけど、すっごい抵抗されるから落ちひんように支えるんに必死になって。

リビング来ても泣き続けるるうくに、背中を擦りながら寂しいなあ、悲しいよなあ、って気持ちを受け止めても、本人の気は収まるわけやない。

拓「そんなに斗亜がええかぁ、たくおるやん、こたもふうがもおるんになあ(苦笑)」

もう、苦笑いしかできひん状況。

風「あっ、せや。」

突然呟いて席を外した風雅が戻ってきて手にしてたんは、斗亜の部屋からとってきたんやろう斗亜愛用の毛布。

それでるうくをくるんだら、ほんまに赤ちゃんのお世話しとるみたい(笑)

それと、るうくの相棒のぬいぐるみ。水族館でるうくが自分で選んだ子で、丸くてもちってしてるやつ。

こんなんでええんやろか？って思ってんけど、案外効果はあるようで、すぐに泣き止んでくれた。

「おっ自分で泣きやめてええ子やなぁるうく。」

拓「すごいるうく！えらすぎや、」

風「いや俺のこと褒めろや、」