ポラリス２ (ページ12)

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拓「あ、せやこた、これ今開けちゃおっか。」

拓哉くんが袋ん中から取り出したんは、ここに着いてすぐにおっきいおもちゃ屋さんでこたちゃんが選んだ新しいミニカーのコレクション。

それも何個か選んでたうちの1番テンションが上がっとったやつ。斗亜は車はサッパリやから車種とか分からんねんけど。

いつもは絶対家に帰ってから！てルールやから、はいって拓哉くんから手渡されたそれを見てぱちくり瞬きするこたちゃんがわかりやすくておもしろい。

そこからは、色んな角度からソイツを眺めては、テーブルの上を前後に走らせて、ってもう目が離せへんであっという間に過集中の状態。

こうなったら止めるまでは何時間やって1人で遊んでくれる子やから、安心。

2人でそれを眺めたり、携帯を眺めてたりしとったら、

琉「お待たせ〜」

おっきなショッパーを持った2人が帰ってきた。

「おかえりぃ。いっぱい買えた？」

琉「おん！！ほんまありがと〜。」

拓「いえいえ。楽しめたんならよかったわ。」

風「その車さっき買っとったヤツ？」

彪「..............」

無視されとるし(笑)まあ集中しとるししゃあないね。

拓「今日はもう帰ろか？こたこんな感じやしあんま無理させるん可哀想や。」

「おん、皆もうどこも見らんくてええ？斗亜待ってるけど。」

琉「おん。おれらは大丈夫。」

「ほんなら帰ろっか。こたちゃん、おうち帰りましょ〜」

トントンと肩を何度か叩けば、コクリ頷いて立ち上がるこの子は、ほんまにかしこい子やと思う。

少しだけ予定外のお買い物やったけど、斗亜もかわいい洋服買えたし、楽しかった！

おしまい。