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ひ「第143話…?」 ページ8

勇次郎side



俺は、最低だ…



彼女が新しい道に進もうとしてるのに
なんでそれを受け入れてやれないんだっ!



勇「クソっ!」ガンッ



何が"お前なんかいなくても平気だ"だよ…




むしろその逆だろ、
俺はAなしじゃ生きていけない




ボフッとベッドに飛び込む




だんだんと意識が薄れていく中で
後悔だけが心に残った







勇「…ぅ」



いつの間にか寝てしまっていた
と思い時計に手を伸ばす



PM5:42



勇「結構寝てたな…ぇ」



顔に手を当てると濡れた感触



『泣くくらいなら、突き放すなよ』



心の片隅で誰かが言う…



いや、きっとこれは自分だ




…そういえば、母さんが昼ご飯作ってくれてたんだ




勇「…母さん」

勇マ「あら、起きたのね」

勇「ごめん、昼ご飯作ってくれたのに」

勇マ「いいのよ、それより
Aちゃんと何かあったの?」

勇「っ!いや、何も無いから大丈夫」

勇マ「…Aちゃんもそう言ってたわ」

勇「Aも…」

勇マ「何があったかは、知らないけど
男がどしっと構えてないと女の子は1人で抱え込んじゃうのよ?」

勇「…分かってるよ」

勇マ「分かってないから、
Aちゃんは泣いていたんじゃない」

勇「Aが、泣いてた…?」

勇マ「えぇ、Aちゃんのことが
好きならちゃんと真正面から受け止めてあげなさい?」



俺、ちゃんとAと向き合ってなかったんだな…



勇「頑張るよ、母さん」

勇マ「よしっ、もうこの話はおしまいっ!
ご飯食べましょ!」

勇「でも、Aに…!」

勇マ「ダメ、精神的にやられてるのは
勇次郎だけじゃないのよ?」

勇「…わかった」

勇マ「わかればよろしい」







ごめん、A…



母さんに言われてやっと気づいたよ



俺はお前が好きだ、大好きだ




今なら、お前のやりたいことを
一心に受け入れられる気がするよ





…もし、Aがアメリカに
行きたいって言うのなら俺はそれを否定しない







だって俺はAの夢を応援したいから─

愛「第144話だぜ」→←あ「だっい、142話っ!」



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もふ(プロフ) - まなさん» ありがとうございます!こんなに素晴らしい長文を…新作の方が落ち着いたらと考えています! (2018年8月21日 17時) (レス) id: 96cfbf272a (このIDを非表示/違反報告)
まな - 本当に良かったです!すごく心に残る作品でした!!こんな素晴らしい作品をありがとうございます!!また夫婦編やその後の生活二人のラブラブ新婚生活…\(//∇//)\などなど期待しております!ww本当にありがとうございました!!素晴らしい作品に出会えて良かったです! (2018年8月21日 13時) (レス) id: 6d3c0d245a (このIDを非表示/違反報告)
もふ(プロフ) - 雪音@ネムとペア画なうさん» ありがとうございます!皆さんの暖かいコメントのおかげです!番外編…が、頑張ってみようと思います! (2018年8月5日 19時) (レス) id: 96cfbf272a (このIDを非表示/違反報告)
雪音@ネムとペア画なう(プロフ) - お疲れさまでした!とても楽しい小説をありがとうございました!番外編楽しみにしてます! (2018年8月5日 19時) (レス) id: 850a64eca2 (このIDを非表示/違反報告)
春〜☆ - 頑張って下さい!!!!!! (2018年8月4日 22時) (レス) id: 5547236679 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もふ | 作者ホームページ:http://uranai.co.jp  
作成日時:2018年7月4日 22時

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