検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:2,318 hit

やりなおし【松下村塾組】 ページ4

目を開けると、目の前に銀のふわふわした髪が迫っていた。


『.....』
「いってー!?」


甲高い悲鳴をあげる銀時は、私によって蹴られた脛を抑えて悶絶している。


『おはよ、銀時。なんで私の部屋にいるの?』
「おはよって、もう昼前。起こしに来たら気持ちよさそうに寝てるし寒いしで、お邪魔しました」
『女の子の布団入るなケダモノ』
「言いぐさひどくね?」


昼前って、随分と寝てしまったなぁ。朝には弱いけど、こんなに寝たのは久しぶり。
というか、長い夢を見ていたような気がする。覚えてないけど。


『松陽は?稽古は今日ないの?』
「んー?なんか寺子屋つくるのどーのって言って出かけてる」


寺子屋?あー、なんかそんな話してたか。


『じゃぁ今日はお休みってことで、おやすみ』
「うぉい、まだ寝んのか?!さすがに寝すぎだろ!」
『銀時も寝る?』
「......もうちょっと詰めて」
『ハイハイ〜』


一枚の布団でも、子ども二人なら入ってしまう。布団の中はまだ暖かいし、外は肌寒くなってきたから丁度いい。


人肌も相まって、なお良し。



『銀時....』
「ん?」
『仲間増えるの、楽しみだね』
「おー、お前は俺の最初の妹弟子だからな」
『光栄ですー』


ぎゅーっと銀時に抱き着いて、そのまままた深い眠りに落ちる。


何も知らない、何も覚えていない。少し前に、銀時と松陽に出会う以前の記憶が一切ない。

私の家族は二人だけ。仲間が増えるの、嬉しいんだ。











運命を変える物語は、再びはじまる。




_ やりなおし Fin _

甘いあの子【銀時】→←やりなおし【松下村塾組】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 短編集 , 攘夷
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

都野桜(プロフ) - 律です。さん» こちらこそ!短編もちょくちょく書けるように頑張る! (2021年4月5日 5時) (レス) id: 8777a98142 (このIDを非表示/違反報告)
律です。(プロフ) - コメントありがとうございます!お互い頑張りましょう (2021年4月4日 15時) (レス) id: 37614e4870 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:都野桜 | 作成日時:2020年12月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。