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貴「お金出してもらってごめんね。」

二「これは俺が誘ったから、一応領収証も貰っといたし笑笑」

貴「会社の経費にしないでよね?」

二「金欠になったら請求するかな。」


そんな事しない癖に笑笑

カフェを出て歩く道中。
時刻はもうすぐで14時。


貴「この後はどうするの?」

二「この後は……」

?「煎じ、Aちゃん。」

貴「えっ。」

二「フォーゲル……」

フ「2人でなにしてんの。」

貴「フォーゲルさん!あのこれは……」

二「デートだけど?」

貴「ちょっと!」


確かに、今日だけ彼女になってとは言われたけど、こんなの誰かに聞かれたら……。


貴「とりあえず、ここでは辞めましょう、会社に1度戻って……」

二「いや、スタジオに行こう、さっき聞かれた時もそう答えようと思ってたし。」

貴「でも……」

フ「大丈夫、練習は17時開始だから、それまでしっかり話そう。」


無理だってわかってます、でも、この場面から抜け出す方法を、誰か教えてください……。



-----スタジオ-----



3人でこの険悪なムードのまま電車に乗って着いた広いスタジオの中、話し合いが始まろうとしている。


フ「で、説明してくれないかな、2人でいた理由。」

二「だから、デートだって。」

貴「ちがいます!」

フ「じゃあ!!なんであんな仲良さそうに話してたのさ……。」


思わず声が大きく出てしまったのかだんだん小声になるフォーゲルさん。


貴「……朝、上村さんから連絡があって、今日は煎じさんの所に行ってほしいって、それで着いて理由を聞いたら、写真集のポーズ案を女性目線で見て欲しいって言われたんです……。」

二「でも、もう半分の理由はAとデートする為だけど、ね?」

貴「煎じさん!今そんな冗談……。」

二「冗談じゃないし、“今日”は彼女なんだからさ、敬語も呼び方もそうじゃないでしょ。」

フ「煎じ、わかってるよな、MeseMoa.は恋愛禁止ってこと。」

二「もちろん、だけど俺は自分の気持ちに嘘つくのは嫌なんだよ。」

フ「だからってこんな事していい訳……」

二「無いよ。バレたらどうなるかわかんねぇし。」

フ「じゃあ尚更今諦めるべきだろ。」

二「俺は、覚悟してこうやってんだよ。」


完全に空気になっている私。

2人とも大人だから声を荒立てて殴り合いの喧嘩をする事は無く、言葉だけの言い合い。

だからこそ、怖い。

それにフォーゲルさんは昨日のキスの事も知っている。

この先どうすれば……。

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ねおん(プロフ) - のえるさん» ありがとうございます、コメント頂き再開させて頂きました、また突然止まるかもしれませんが……なるべく続けれるように努力します、コメントありがとうございました! (2018年1月17日 23時) (レス) id: bf40a7b8dc (このIDを非表示/違反報告)
のえる - 更新待ってます!!!続きめちゃめちゃ気になります…! (2018年1月16日 18時) (レス) id: 843f00b9d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねおん | 作成日時:2017年10月23日 18時

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