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保健所へ移送するサンプル準備をしながらさっきの問題について耕作に愚痴る
「緋山先生冷たすぎるよね」
藍「俺は緋山に同感だ。」
「はい?」
藍「お前と白石が騒いでもなにも解決しないだろ」
「なにそれ、ほっとけって言うの?」
藍「お前は灰谷に肩入れしすぎだ。自分に似てると思ってるんだろ」
まぁそれもあるけど、仮に故意に睡眠薬を飲んでホームに飛び込んでたら?
それだけこの仕事で追い込まれてるって事だよね
向いてない
その一言で終わるのかもしれないけど…
灰谷先生は患者さん思いで いい医者になって欲しいと心から思ってるだけなのに
私と耕作の間に少し気まずい雰囲気が流れてると
ガチャっと音がして緋山先生が入ってくる
緋「これも出しといて」
「誰のサンプル?」
緋「私の」
「え」
緋「ライン取るとき針が指に刺さった」
緋山先生の血液サンプルを手に取り固まってると
耕作がそれを取り
藍「分かった」
と答えた。 またガチャっと音がするとはるかが入ってきて
冴「失礼します。今朝受け入れた堀内さんが今亡くなりました。」
「…どこから帰ってきたか分かった?」
冴「西アフリカを回っていて動物との接触もあったようです」
緋「ハハ…エボラだったりして…」
____________
緋山先生はあれから隔離病棟で過ごしてもらうことになった……
今更 機嫌悪いのは このせいだったのかと納得する
スタッフステーションに行くと
白「本当にうっかり落ちただけだよね…駅のホームから」
それ聞いて大丈夫?なんて思ってると
灰「僕、思っちゃったんです。この一歩を踏み出せば楽になれるかもって…HCU見てきます」
白「どうしよ…」
「はぁ…もう精神科コンサルしたら?」
と白石先生の方をポンポンと叩き医局へ行く
「おつかれさまです。」
橘先生と耕作がいた
橘「おつかれ。緋山先生…考えても仕方ないな…」
「そうですね…」
このどうしようもない空気を変えようとするかのように、橘先生がいつものようにヘラっと笑って
橘「そういえばお前らはどうなった?」
「へ?…あ、あぁ…やり直すことにしました、、沢山心配かけてしまってすみませんでした…」
橘「そうか…よかったな。…藍沢、すまなかった。」
橘先生は耕作の隣に行き頭を下げた。
耕作もその行動に驚いたのか椅子から立ち上がる
.
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さざんか(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてここまで書いてくださってありがとうございました!!!とってもとっても素敵、感動して涙が出ました……この作品に出会えてよかった。どうか届いて欲しい、本当にありがとう。 (8月24日 2時) (レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - クリームパンさん» コメントありがとうございます。泣きながらなんて本当に嬉しいです(/ _ ; )番外編もできたのでよければまた見に来てあげてください^^ (2017年10月23日 21時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - コメント失礼します。とても感動しました。もう泣きながら読んでました笑これからも応援しています! (2017年10月23日 16時) (レス) id: bd1ddc4c18 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 紗智さん» 度々のコメントありがとうございます。皆様のお陰でラストを迎えることが出来て感謝です^^泣いていただけるなんて…嬉しいかぎりです!!また番外編出来ましたら、いらしてください(^-^) (2017年10月22日 5時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
紗智(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございました。読みながら泣いてしまいました。また読みます☆ (2017年10月21日 23時) (レス) id: 34ac6a1676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokuma | 作成日時:2017年10月6日 21時