コード・ブルー 〜アネモネ ２〜 完結

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また会える？


──────いつか会えるよ




長い長い夢を見た

そして最後にあの子は言った


────私は２人の子どもになれて、幸せだよ。だからもう、泣かないで？笑ってるママが大好きだから




藍「A」

「こ、さく…」

目がさめると、見慣れた翔北の真っ白なベッドの側に耕作がいて

私の手をずっと握ってくれていたみたい


「夢、見た…あの子が」


あれから私は、夢の話を耕作に沢山した、


所詮夢、、されど夢。


都合が良い と言われるかもしれない。

お前の判断ミスだ と責める人もいるかもしれない。


でも私は、


強く生きて、沢山の命を助け、耕作と生きて行く


胸を張っていつか貴女に会う為に────────




藍「A、ありがとう。生きてくれて。」


私を包み込んだ藍沢耕作は涙声でそう話した。




──────────────────


藍「皆に目を覚ましたと伝えてくる。」

「うん」



「あ、皆…ごめ

白「ごめんなさい！！」


私のそばに来た同期の皆は１人を除き安堵の表情を見せていた。

が、そんな中白石先生は深く頭を下げた


「え？なに？」

彼女はいつもの可愛い笑顔を捨て、眉間にシワをよせ、今にも泣き出しそうなそんな顔で


白「私のせいで…私がAを危険な目に合わせた…藍沢先生始め皆にとても辛い思いをさせてしまった」


「待って。なんで謝るの？二次災害は誰のせいでもないでしょ？」


藍「白石が思い詰めるな。…助かっただろ」


耕作と目が合い

そうだよ！ほら！

と言って手を動かし元気アピールをする


白「それは結果論でしょ。医師が現場で怪我をするなんて以ての外と黒田先生は身をもって教えてくれたのに…指揮を報いる立場で、皆の命を預かってると分かってたはずなのに…それな

「昔からそうやって必要以上に自分を責める…今回は安全確認も取れてた。黒田先生の時とは違う！

白石先生だから、私達は安心して指揮を任せられた。

そうだよね？」


皆頷き、白石先生は目から涙を落とした


白「自分を、、責めるのは…Aも…一緒でしょ」


緋「そうだよ〜あんた達フェロー時代からよく落ち込んでた」

藤「それはお前もだろ。それに、俺も、藍沢も…俺たちは、自分勝手でまとまりがなさそうなチームだけど…俺はこのチームが好きだ。藍沢もそう思うだろだろー？」

藍沢「…あぁ」

藤「俺、久々に良い事言ったよな？」


またいつもの様に私たちは笑い合った


白「皆、ありがとう」

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