57 騒つき始める心 ページ11
藤「毒蛇に噛まれた?」
「クサリヘビの一種に噛まれて亡くなったみたい」
緋山先生の元を後にしてCS室での雑談に混ざりにいった
藤「えー怖いね」
冴「あ、最近忙しくて話せてなかったけど…あれから、、、藍沢先生とはどう?」
藤「今日も一緒に出勤してたし…まさか?」
「そのまさかです。より戻しましたー!!」
冴「おめでとう」
はるかが私を抱きしめて 自分の事のようによろこんでくれた。
「…なんだけど、、でも7年って結構大きくて」
冴「…なにかあった?」
「こっち戻ってきてホテル暮らしだったのもあって、耕作と住むようになったのね、、でもなんか昔と違うっていうか…近くにいるんだけど心が通じないっていうか…」
一緒に暮らすようになって、よりを戻して数日が経ったとはいえ
仕事柄 ゆっくり 話をする時間があまりないのは現実。
それでも昔はお互い空き時間があれば、2人の時間を過ごしてた
昔、医局のソファーで2人で寄り添って寝ちゃったときは、三井先生に怒られたなー…
もうそんな若くないといえばそうなんだけど…
せめて──────
藤「…あいつ、Aにも弱さとか悩みとか言わないのか?」
「うーん…そうだね、たぶん。」
冴「ちゃんと2人の時間過ごした方がいい。今日は藍沢先生も終わりじゃなかった?ゆっくり過ごしたら?」
「…そうだね、ありがと!!」
藤「がんばれよ〜」
藤川先生とはるか なんだかんだ 素敵な夫婦 だな
としみじみ感じながら 耕作を探しにスタッフステーションに戻った
「灰谷先生、藍沢先生見なかった?」
灰「藍沢先生なら備品室入っていってましたよ」
「ありがとー!」
こーさくーと呼び掛けようとしたけど
その光景を 目の当たりにして 胸が 騒つく
藍「人なんてしょせん育てられない。俺は灰谷を信じたわけじゃない。好きにやらせた方がいいと思っただけだ。」
白「なにかあれば俺がどうにかしてやるからって?いつもあなたのやり方にはハッとさせられるわ」
ストレッチャーに2人で並んで座ってて
そこに私の入る隙なんか なかった
私の足は自然とまたスタッフステーションへ戻った
灰「あれ?いませんでした?」
「いた。」
灰「?…あ、僕もう」
「あー終わり?上がって大丈夫だよ」
灰「お疲れ様です」
「おつかれ」
落ち込む 昔は あの 白石先生のポジション は私だったのにと──
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さざんか(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてここまで書いてくださってありがとうございました!!!とってもとっても素敵、感動して涙が出ました……この作品に出会えてよかった。どうか届いて欲しい、本当にありがとう。 (8月24日 2時) (レス) id: 2d06e4d39c (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - クリームパンさん» コメントありがとうございます。泣きながらなんて本当に嬉しいです(/ _ ; )番外編もできたのでよければまた見に来てあげてください^^ (2017年10月23日 21時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン(プロフ) - コメント失礼します。とても感動しました。もう泣きながら読んでました笑これからも応援しています! (2017年10月23日 16時) (レス) id: bd1ddc4c18 (このIDを非表示/違反報告)
kokuma(プロフ) - 紗智さん» 度々のコメントありがとうございます。皆様のお陰でラストを迎えることが出来て感謝です^^泣いていただけるなんて…嬉しいかぎりです!!また番外編出来ましたら、いらしてください(^-^) (2017年10月22日 5時) (レス) id: ac63afafb7 (このIDを非表示/違反報告)
紗智(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございました。読みながら泣いてしまいました。また読みます☆ (2017年10月21日 23時) (レス) id: 34ac6a1676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokuma | 作成日時:2017年10月6日 21時