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「...あ、終わったみたいだね」
集会が終わるのを待つ間、喉が渇いて3人で近くにある自販機に行ってジュースを買っているとちょうど集会が終わったようで東卍の人達が上から降りてくるのが見えた
階段の下にはキョロキョロと辺りを見渡すタケミっちがいて、ヒナちゃんが名前を呼ぶと駆け寄って来るあたりヒナちゃんを探していたんだろう
「お待たせヒナっ」
「さっき凄い声上がってたね」
私もかなり吃驚したけど、エマちゃんは上で何が起きているのか予想できているようで
"多分、近いうちに喧嘩するから気合い入れてたんじゃない？行くぞー！おー！って"
...と声が上がった時も驚いている様子もなく私とヒナちゃんに教えてくれた
「...タケミチくん？」
「あ、ごめん！帰ろっかヒナ」
「... ...うん」
ヒナちゃんに声をかけられるまでタケミっちは何か考え事をしていて、ヒナちゃんはそんなタケミっちを心配そうに見つめていた
やっぱりいきなり集会に呼ばれた挙句、喧嘩しに行くぞってなるからタケミっちも吃驚したのかな...
「じゃあ私達はこれで」
「ヒナちゃんまたねっ」
「ばいばーい」
タケミっちとヒナちゃんはバイクで解散していく東卍の人達に紛れ、2人並んで歩いて駐車場を出て行く
私とエマちゃんは2人の姿が見えなくなるまで手を振った
「じゃあA、俺らも帰るわ」
「うん、またね！」
タカちゃんも圭ちゃんもパーちんも帰って残ってる人も僅かとなった頃、万次郎とケンちゃんも帰る為にバイクに乗ってエンジンをかけて何度か空ぶかせていた
「おーい、帰んぞ」
「行こ、A姐」
ケンちゃんのその言葉を聞いて私もエマちゃんも2人のところへ向かう
「んじゃ、俺はエマ送ってくるわ」
「...え、万次郎エマちゃんと帰らないの？」
「この後ケンチンとバイク流すんだ。家に帰るわけじゃねぇしそれなら別にエマ送んの俺じゃなくてもいいだろ？
エマもケンチンの後ろ乗りてぇだろうし」
万次郎は最後の部分をコソッと私にしか聞こえない声で言った
エマちゃんもケンちゃんと帰りたいだろうし、これ以上は何も言わないでおこう
そう決めて万次郎からヘルメットを受け取って、私は万次郎の後ろに乗る
「エマ送ったらまたここで待ってるわ」
「オッケー。行くぞA」
ケンちゃん達より先に私と万次郎が駐車場を出て、万次郎は迷いなく私の家の方向へバイクを走らせた
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娃莉紗(プロフ) - arare19951997さん» 読んでいただきありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです(´；ω；｀)とても励みになりました！これからも更新頑張ります！ (2021年9月7日 21時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
arare19951997(プロフ) - おすすめに出てきて一気見しましたが最高すぎます....続きが気になって仕方ないです！ (2021年9月6日 3時) (レス) id: 8b071c29e9 (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - ゆめさん» いえいえ大丈夫ですよ！ありがとうございます(∩^ω^∩) (2021年8月25日 21時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - えと、これは凄くいいと思います！ (2021年8月23日 1時) (レス) id: 4ee90a6222 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ごめんなさい！書くとこ間違えました泣 (2021年8月23日 1時) (レス) id: 4ee90a6222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年8月15日 18時
