04. ページ5
「タケミっち、こいつはA」
「マイキーくんの彼女さん、すか？」
「いや、彼女じゃねぇよ。...なんだろーな」
私と万次郎が出会ったのは小学校4年の時
幼馴染みにしては出会った時期は遅いし、ただの友達にしてはあまりにも距離が近過ぎるような気がする...かと言って彼女というわけでもない
「...ただの友達ってわけでもねーし。言葉にすんのむずいけど、俺の大事な奴だよ」
「...友達以上恋人未満ってやつですか」
「それそれ、そんな感じ」
"友達以上恋人未満"か
確かにそれが1番しっくりくるかも...
...それにしてもよく異性に向かって大事な奴って普通に言えるよね
「俺、花垣武道ですっ」
あ、なるほど...タケミチって名前だからタケミっちか
絶対万次郎がつけたあだ名だ
「瀬名垣Aです。私もタケミっちって呼んでいいかな？」
「はい！」
「それから...ヒナちゃん？も仲良くしてね」
「こちらこそよろしくお願いしますっ」
さっきケンちゃんがヒナちゃんって呼んでたし、私もヒナちゃんって呼びたいなって思ってたんだよね
「エマ！この子タケミっちの
「うん」
ケンちゃんに言われ、少し離れたところにいたエマちゃんがこっちに寄ってくると何かに気付いたようで怠そうな表情から一転、楽しそうな顔で手をあげて
「よっいくじなし君！」
そう言った相手はタケミっちだった
「何お前、エマと知り合いなの」
「ち、違うんだヒナ！ドラケンくん、俺何も覚えてなくてっ」
ヒナちゃんは笑顔だけど、醸し出している雰囲気は怒りに満ち溢れていて
ケンちゃんも怒っているのかなんなのかよくわからない感じだ
そしてエマちゃんの口からさらなる爆弾発言
エマの下着を見て逃げ出した、と
「へー、そんなことがあったんですね」
「あったのかなー、んー、本当に記憶がないんだよ...あ、あれ？ヒナさんっ？」
タケミっち二股は良くないよ...
なんてことを考えていると万次郎に呼ばれて、私はその場を離れた
「勝手に帰んなよ、エマとヒナちゃんとここで待ってて」
「帰らないよ、帰ったら万次郎拗ねるでしょ」
前に塾帰りに集会へ連れて来られた時、私は普通に帰ってしまってそのあと万次郎に凄く拗ねられた
機嫌直すのかなり大変だったな...
「オラ集まれテメーら！集会始めっぞ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
娃莉紗(プロフ) - arare19951997さん» 読んでいただきありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです(´；ω；｀)とても励みになりました！これからも更新頑張ります！ (2021年9月7日 21時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
arare19951997(プロフ) - おすすめに出てきて一気見しましたが最高すぎます....続きが気になって仕方ないです！ (2021年9月6日 3時) (レス) id: 8b071c29e9 (このIDを非表示/違反報告)
娃莉紗(プロフ) - ゆめさん» いえいえ大丈夫ですよ！ありがとうございます(∩^ω^∩) (2021年8月25日 21時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - えと、これは凄くいいと思います！ (2021年8月23日 1時) (レス) id: 4ee90a6222 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ごめんなさい！書くとこ間違えました泣 (2021年8月23日 1時) (レス) id: 4ee90a6222 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年8月15日 18時
