全力少女2 (ページ9)

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メンバーとはページ9

お酒のせいなんかな？

普段、面と向かって言わへんことがスラスラと出てきた

私はこれでもか！って言うくらいに頼ってるつもりやってんけどな

みんなからしたら、そうでもないらしい

「…それ、アイツらにも言うたったれよ」

『もう言わへんわ！恥ずかしい！』

だってコレをみんなの前で語ってるの想像してみ？…むっちゃキショイやろ

ってことでこれはヨコちゃんと私の秘密ちゅーことで♪

『オカン～』

母「どしたん～？あらっ、ヨコちゃんまで」

横山「るぅちゃん、寝てもうたんです」

母「ごめんね～。そこに寝かしといて」

『あれっ、これって…』

ふと、オカンの手元を見たら古いアルバム

しかもその中は私の写真ばっかりやった

横山「うわ～！懐かしい！多分これ、Jrのコンサートの時ちゃう？」

『ホンマや！すばるくん、髪の毛チリチリ！』

横山「…お前、ここにすばる居らんでよかったな」

『殺されるとこやった』笑

髪の毛チリチリすばるくんは置いといて

「Jr黄金期」と呼ばれとった時のコンサートの写真

もちろんメンバーみんな出演しとって

あんまし細かくは覚えてへんけど

タッキーと翼くん、すばるくんがものすごく人気やったのは覚えてる

『ヨコちゃん、肌白いな～』笑

横山「俺、ロシアの横山やから」笑

『懐かし～！』笑

母「もうあんた、ヨコちゃんと結婚しぃ」

………………へぇ？

いや、急になんで！？

母「どうせおじいちゃんにも「はよ、結婚せぇ」言われたんやろ？あんたがメンバーを、eighterを1番に愛してんのも分かる。恋愛よりも仕事を大切にしてるんも。ファンの皆さんを幸せにしたいからって恋愛せんのも。
でもな、私は1番あんたに幸せになってもらいたんよ？兄弟の中でも昔っから1番苦労してきたんはあんたなんやから」

『でもな…』

母「私みたいな人生、歩んでほしくないねん」

オカンは宝塚に入ってからは、恋愛なんてしてこんかったらしい

ほんでオトンとお見合いすることになって宝塚を退団

確かに学生時代、私はまともな恋愛なんかしてこんかった

彼氏なんて作る余裕なんてなかったし、必要もあらへんかった

それに亮ちゃんとずっと一緒やったから勘違いされて男なんて寄ってこんかったし

母「それやったら、ファンを不安にさせん、スキャンダルが出回りにくい、あんたのこと1番よく分かってる、メンバーの方がええんちゃうん？」

『はぁ…』