秘書志麻くん 【せんしま】

志『くしゃみしそうな人の前でハクション!!って言ったらくしゃみが出なくなるんだって。』セ『…ぁぁ…』志『くしゃみしそうだったん!?ごめんなさい!!』 ページ2

センラside

セ『早速これA4で20部コピーお願い。』

志『はぁい!!』

正直わかっているのか危ういが、笑顔で資料を受け取って印刷機まで走っていった。

セ『…まぁ、大丈夫か…』

キョロキョロとしながら印刷機を見て、ボタンを指でポチポチする志麻くん。

設定が終わったのか指を離して資料を見ながら再びキョロキョロしだす。

セ『ｸｽｯ…』

志『？？はっ!!ここか。』

セ『ふふっ…』

しゃがんで用紙の出口に資料を突っ込む志麻くんが可愛い過ぎて仕方ない。

志『あれぇ？』

入らない資料を取り出して今度は印刷機の周りをぐるぐると回りはじめる。
紙の入っているところを開けたり、ボタンにそういうボタンがあるのかと探し始めたりして5分。

((ﾊﾟｶｯ

やっと上が上がる事に気づく、しかし…


志『こ、壊れた!!』

セ『ぶふぉっ!!』

志『センラさぁん!!コピー壊れたぁ!!』


半泣き状態でちょこちょこと資料を抱えてこっちにくる志麻くんの手を引いて印刷機まで歩く。

志『直る？』

セ『直るどころか壊れてへんからなぁ。』

志『へ？』


画面を見ると、設定はちゃんとしている。
再び上を開いて志麻くんに説明していく。

セ『ここに、資料を置いて角に合わせるんやで？』

志『うん。』

セ『で、これ閉じてスタート押す。』

志『うん。』

ウィーンと機械音がして、出口から紙がどんどん出てくるのを志麻くんは不思議そうに見ていた。

セ『分かった？』

志『うん!!ありがとう。』

セ『うん、じゃあこれまとめような？』

志麻くんにホッチキスを渡して、席につき膝に乗せたままパソコンに目を通す。

志『針なくなったぁ。』

セ『下からにこめの引き出し。』

志『こっくりさん、こっくりさん、おいでください!!』セ『ひっく…』志『しゃっくりさんが来た…』→←志『夏ツアーのファイルの裏ってクリスマス感あるよね。』セ『しー!!志麻くんしー!!』

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