続 : ソノ恋依存性ニ注意セヨ。[時透無一郎]

依存性56 ページ31

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霞柱様と一緒に出掛けてから暫く経った。




あれから、霞柱様とは…何とも言えない雰囲気で…





時『任務で暫く戻らないから』

A「分かりました！お気を付けて！」

時『君も任務でしょ。君こそ気を付けなよ』


そう言ってそそくさと出て行った。


A「はあ…」


別に普段と変わらないやり取りなのだけれど
なんか、こう…雰囲気が…


雰囲気が変なの！！



そんな事を考えていると


静「任務ダ！準備シロ！！！」

と鴉につつかれる。


A「いった！痛いって！！もう！分かってるよ！」


静「フンッ！南南西へ向ウゾ！
夜ナ夜ナ女ガ居ナクナルト報告有リダ！」


A「まーた、女の人？！
鬼って女の人が好きなの？！全く…！」


急いで現地へ向かわなくちゃ。


A「やるぞー！！」

大きな声を出すと

静「何時モ大声ヲ出サナイト気ガ済マナイノカ！」

とまたつつかれた。




⋯⋯⋯



任務へ向かう途中、届いたのは訃報だった。



静「炎柱 煉獄杏寿郎上弦ノ鬼トノ戦イニテ死亡！」

A「…っ？！う、嘘……でしょ…？」

静「ソンナ嘘、言ウ訳ナイダロ…」


頭が真っ白になった。


仲間が敗れる事は珍しい事ではない。


これまでも数多くの仲間を失った。


だけど…柱が負けた、だなんて…。





A「れ、ん…ごくさん…」



呑気にまた会えると思っていた自分が腹ただしい。



静「今ハ自分ノ任務ニ集中シロ！！」


静にそう言われ、目に溜めた雫を拭った。


もっと強くなってやる！
煉獄さんの様に沢山の人を救えるように。



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作者「今思い出しても煉獄さんの死は
納得出来ない私です⋯((」

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