続 : ソノ恋依存性ニ注意セヨ。[時透無一郎]

依存性53 ページ28

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霞柱様とはぐれてしまった。


どうも買い物となると楽しくなっちゃって
あっちこっち行っちゃうんだよね…

怒ってないかな、霞柱様………
考えたら恐ろしくなって来た…。









キョロキョロと探しながら歩いていると


大きくて目立つ髪型のよく知る人を発見。




A「煉獄様！お久しぶりですっ」

私が駆け寄ると

煉「むっ、Aか！久方振りだな。
時透の所で鍛錬していると聞いたが順調か？」

と笑顔で話し掛けてくれた。



A「なんとか、やっています！
今日は一緒に買い物へ来たのですが
はぐれてしまって…」


煉「よもや！あの時透が一緒に買い物とは…！
上手くやっているみたいだな！
はぐれたのであれば、一緒に探そう！」


煉獄様、本当に頼りになる人だな〜。
お兄ちゃん感が安心するんだけど…
目立つ容姿に声の大きさで、通りすがりの人も
びっくりしてる。


A「ありがとうございます。
ですが、煉獄様にご迷惑お掛けする訳には…
この辺りに居るとは思いますので」


煉「遠慮する事はない！
迷惑であれば此方から言うまい！」


A「あっ、それでは…お言葉に甘えて…」


私がそう言うと“うむ！”と満足そうに微笑んだ。








最近の出来事などを話しながら二人で歩く




この間会った炭治郎くんはどうやら
妹が鬼にされてしまって、その妹さんと一緒に
任務を遂行しているらしい。


そう言えば、この間柱合会議だったよね…
霞柱様は何も言ってなかったから
多分忘れてるんだろうけど。



だけど大切な家族が殺され、鬼にされる…



本当に辛いだろうな。



煉「皆、それぞれの想いを抱えながら生きている。
だから悔いの無い様、努めよう！」

A「そうですね！
今この瞬間が一番若い時ですから！」

煉「あぁ！そして時透を頼む！
Aと過ごす様になって随分と……

む？……時透じゃないか！あやがはぐれたと
心配していたが、見付かって良かった！！」


煉獄様の目線の先に立っている霞柱様。


良かった！そう思い、霞柱様へ駆け寄る



あや「霞柱様！！すみません、はぐれてしまって…」

と頭を下げると


時『別に…』

と目を逸らされてしまう。



…はぐれた事怒ってるよね。



煉「時透も見付かった事だ、俺はこれから
任務へ向かうとしよう！二人共また会おう！！」

笑顔でそう言うと足早に去っていった。



どうしよう、霞柱様絶対怒ってる。
雰囲気が…雰囲気が怖い。



恐る恐る霞柱様へ声を掛けた。

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