中二病のヒロインは一番隊副隊長【銀魂】② (ページ11)

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第五十八訓観覧車はリア充のたまり場ページ11

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沖「とっつぁんあれみろ。やべぇ…観覧車に向かってますぜぇ。間違いねぇ…チューするつもりだ。」

松「そうなのか？」

沖「観覧車っつったらチューでしょ。あれはチューするために作られたんでさぁ。」

『恋人達のイチャイチャ部屋ですからね。』

近「そうなの？！知らなかった！栗子ちゃんが危ない！行くぞ！」

沖「おうっ！」

近藤と沖田と松平が栗子達を追って観覧車に向け猛ダッシュして行くのをベンチに座り見ている土方とA

土「Aは行かねぇのか？」

『人の恋路を邪魔するほど野暮じゃありませんよ。』

土「どの口が言ってんだ！ノリノリだったじゃねぇか。」

『私はあの男で遊んでいただけです！』

土「最低だな。」

土方が一点を見つめ黙る
いつも瞳孔が開いている土方が一点を見つめ黙るのは
昔から何かを考えている時だと知っているA

『マヨネーズでドン引きしていった女達を思い出してたんですか？』

土「あぁ…。女は外見しか見ねぇで勝手に騒ぎやがる。」

『土方さん無駄に顔だけはいいですもんね。』

土「殴られたいのか？」

『まぁマヨネーズぐらいで引かなくてもとは思いますけどね。マヨありきの土方さんですし。』

土「お前…。」

『むしろ土方さんからマヨとったら何が残るんだって話ですよ。マヨのおかげでキャラが際立ってるんですから。もっと言えばマヨのおかげでギャップが発生してイケメン度が増してるんですよ。』

土「褒めてんのか？貶してんのか？」

『両方。』

ドヤ顔で言うAの頭に大きなコブが出来る
そのコブをさすりながらAが「つまり、何が言いたいかと言うと」と人差し指を立て話し始める

『どんな土方さんでも土方さんです。あっ…脱糞されたら引きますけど。』

土「しねーわ！」

『まぁーどんな土方さんでも好いてくれる人は居るってことですよ……私みたいに。』

土「お前みたいに肝が据わったヤツそうそう居ねぇけどな。」

『そうですね…そう考えると私って土方さんにとって貴重な存在ですよね？ならこれからはもっと優しくしてくれてもいいと思うんですけど。』

土「それはお前が仕事さえすりゃいい話だ。」

『やっぱり優しい土方さんなんて土方さんじゃないですよね。』

土「どんだけ仕事したくないんだよ！」

『まぁー幻想じゃない愛もこの世にはあるって事ですよ。』

土「フッ……違いねぇ。」

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