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男性side
目を開けると木の天井
外からは朝の日差しと気持ちのいい風が吹く
鳥の鳴き声もあり朝だと気づく。
男「……ここは…」
昨日の事を思い出す。
ある女の笑った顔で記憶がなくなっていた。
俺を運んだやつは誰なのか…
あの女が誰だったのか…
体が痛み頭もグラグラする
男「……やめた」
考えるのをやめまた目を閉じた。
が、外から足音がし部屋の前で止まる。
それと同時に声がした
「朝早くにすまん!起きているか?入るぞ!」
襖が開き目をやるとそこには
俺より少し年上くらいの男性とあの女がいた。
「昨日は驚いたよ!倒れている君を見つけて気づいたら自分の道場に連れてきていた!俺は近藤勲だ!ここで道場をしている!君さえ良ければずっといてくれてかまわん。俺はもううちの門下生だと思っているからな!ガハハハハ〜!!」
近藤というやつはそう言いながら俺の横に座る。
『体調はどうですか?朝から近藤さんがうるさくてすみません(笑)』
と言いながらあの女も近藤のあとに続き座った。
近「そういやまだ名前を聞いていなかったな!聞いてもかまわんか?」
男「………。土方十四郎。。」
近「土方十四郎か…ならトシと呼ぼう!これからよろしくな!」
俺は隣の女に目線を移す。
それに気づいたか
『あっ!私はAです。よろしくお願いします土方さん。朝ごはんできてますよ。食べれそうですか?良かったら一緒に食べましょう。』
近「そうだ!よし行こう!トシ!」
土「………いらね。」
『………食べますよね?』
近「小声) トシここは食べておけ。Aはこう見えて怒らせると怖い。」
土「………………食う」
『ふふふ。では行きましょう。』
Aとかいうやつは黒い笑みから満面の笑みに変わり俺と近藤さんを押しながら歩き出した。
………変な女
それがAの第一印象
そしてAとの出会い。
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作者名:gin-ruka | 作成日時:2019年5月27日 19時