Story 15 ページ16
…はずだった
『そんなことないですって』
谷「そんなことあるよ！絶対！！」
私は今絶賛困っている
元々雑談をしていただけだった
でも急に雪絵先輩が「恋バナしよ〜」って
そんな変なこと言いだしちゃったせいで…
清「Aちゃんは好きな人いないの？」
雀「青城のさ、センター分けの…国見くんとか！」
『英くんは友達…です！』
白「今一瞬戸惑ったね〜？付き合ってるんでしょ！」
そして、冒頭に戻る
私と英くんは付き合ってないし、
お互いに恋愛的に好意を向けてるわけじゃないし
先輩達が期待しているようなことは何もない
逆に私だって言いたいことあるし…！
『仁花ちゃんだって、日向くんと仲良いよね！』
谷「え、えっと////」
清「私も思ってた、日向のこと好きなの？」
その後私の作戦は成功し、
仁花ちゃんがターゲットになった
正直友達を売るのは嫌だったけど…
これは自分と話題にされてる相手を守るためで
でも、自分で英くんとのことを否定した時
少し胸が痛くなった、気がした
結局仁花ちゃんが逆上せたことで
みんな一斉にお風呂をあがることになった
私自身もそろそろ逆上せそうだったから助かる
谷「私なんかと一緒なんて…日向が可哀想です…！」
清「ほら、今は水飲んで」
白「ちょっと揶揄いすぎたかもね〜」
これで私達の1日目が終わった
国見 side
合宿の1日目が終わろうとしていた
今日はそんなに疲れなかった
でも明日からはちょっと不安だな…
で、今は烏野と風呂なんだけど
日「大王様って妹いたんすね！」
及「可愛いでしょ〜！俺の自慢の妹〜」
影「相変わらずシスコンなんですね」
澤「ほら、わかったから静かにな」
Aの話題で、敵味方関係なく盛り上がっている
正直イラッとするけど…
俺はAのことに関係ないし…
岩「クソ川、お前より国見のが仲良いだろ」
『どういうことですか！岩泉さん』
及「Aと付き合うのは認めないから」
岩泉さんが変なことを言ったせいで、場が騒然となる
影「お前、なんでAと仲良くなってんだよ！」
菅「影山！？一旦落ち着けって」
はぁ…？
なんでにそんなこと言われなきゃなんないの？
影山がAのこと呼び捨てしてんのも気に入らない
『それはお前だろ！なんでお前がAのこと…』
金田一はあわあわしながら、俺を落ち着けようとする
結局ムカつきながら浴場を後にした
なんでA関連だとこんなイラつくんだ…？
影山が名前呼びしてるのもムカつくし…
＿＿＿＿俺、Aのこと好きなのかな
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作者名：梨羽 | 作成日時：2024年1月9日 19時
