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Story 10 ページ11

梨羽です!

なんか2000hit超えてて驚き!!
本当にありがとうございます

______________

時間が過ぎるのは早い
気づけばバレー部の合同合宿の前日になっていた

兄さんとは、あれから話していない
家の中でも目が合うとすぐに逸らされる
だから合宿で必要なものは一くんが教えてくれた

やっぱり…
兄さんも私が妹なのは嫌、なのかな…

明日からよろしく

少し悩んでいると、英くんからLINEが

Aよろしく
迷惑かけないように頑張るから


マネになってから、一回だけ部活に顔を出した
一応合宿前の顔合わせって目的で
あと少しだけ仕事も教えてもらった、大体知ってるけど

A英くんも寝坊しないようにね

おやすみ、とスタンプを送ってスマホを置く

英くんからLINEが来ると、いつも胸が高鳴る
これって…もしかして、不整脈…?


母「A〜」

リビングから私を呼ぶ母さんの声
母さんは私がお風呂に入ってる頃に帰ってくるのに

『どうしたの?』
母「ほら、呼んだわよ徹」
及「ありがと母さん、A話あるんだけどさ」

私を呼び出したのは母さんじゃなくて兄さん
自分から私のこと避けてた癖に…

母「じゃあ母さんはお風呂入ってくるからね〜」

私達に気を遣ったのか、
母さんはニコニコと手を振りながら去って行った


『なんでわざわ((及「A、本当ごめん」…え?』

2人だけになった途端
私の言葉も遮り、兄さんが謝罪して来た

及「母さんから聞いて…Aに自分自身にまで嘘つかせちゃったし…」
『え、それ、どういうこと…?』

母さんが何を話したの…?
今の感じ、いじめられてたことじゃないと思うけど…

及「A本当は、バレー好きでしょ…?」
『…き、らい』
及「また嘘、嫌いならなんで泣いてるの?」

言われて初めて気づいた
あぁ、私は今泣いてるんだなって

『本当は、バレーが好き…大好き…』
及「中2最後の試合で怪我してから、バレー出来なくなったんだよね」
『…そう、だよ』

やっぱり兄さんは私の兄さんだった
泣き出した私を落ち着くまで抱きしめてくれた

それからバレーにも自分にも嘘をついていた私と
今までそれに気づかずバレーを求めて来た兄さんは
お互い胸に秘めていたことも全て語り合った

…ごめんね、兄さん
私はまだ言ってないこともあるんだ…

でも絶対言うつもりなんてないから

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設定タグ:ハイキュー , 国見英 , 及川妹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:梨羽 | 作成日時:2024年1月9日 19時

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