小話 ページ49
めっっっちゃ入れたかったシーンなのですが、キリよく終わらせるために割愛せざる終えなかったので、欲求消化と称し、ここに載っけます
※真選組屯所縁側、沖田とAの会話
まだ姉が真選組でAの代わりに働いている時
突然始まって突然終わります。
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『お前の姉ちゃん、結婚しねェのかィ』
結婚間近や、もう契りを交わしている女性が男所帯に働きに出るなど以ての外。
だから沖田さんはそう聞いてきたのだろう。しかし、私も婚約が破棄になったことしか知らない
『相手を探してるみたいですよ』
『ふうん。ま、お前よりは貰い手が多そうだねィ』
失礼だと頬を膨らまし、顔を背ける。彼はケタケタ笑って私の淹れたお茶をすすった
『沖田さんが貰ってあげたらどうです?』
自分で言ったくせに、後悔する。そんなの本当は嫌だ。だからいつもみたいに、私の発言をバカにしたように返して欲しい
でも彼は、予想に反して「考えとく」と呟いた。その瞬間、チリっと胸が締め付けられるように苦しくなる
『……お姉ちゃんと結婚したら、私の義兄になりますね』
『お前にお兄ちゃんって呼ばれるとか嫌だね』
本当に嫌そうな顔をするから、私もムキになってしまうのだ
『嫌なら呼びませんよ。
沖田さん……あ、沖田さんも可笑しいですかね?』
『……なら、総悟って呼ぶかィ?』
え、と勢いよく沖田さんの方へ顔を上げる。しかし、私が何かを口に出す前にそれを遮られた
『私も呼びたいです!』
お姉ちゃんは、明るい声を出して私達の間から声を出す。沖田さんは彼女をチラリと横目に見てから、再びお茶をすすった
『……いや、遠慮しときやす。
女に下の名前で呼ばれんのは柄じゃないんでね』
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はい、おしまいです。
なぜこのシーンを入れたかったのかは謎ですが、私はめっっっちゃ入れたかったらしいです
読んでくださりありがとうございました
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ミズキ - ハル(6/17)さん» そうだったんですか!私は基本ハッピーエンド派なんですが、このミスター・グルービーだけは例外に、切ない終わり方も良いな、と思えてしまうので、ハッピーエンドもメリーエンドもどちらも捨てがたいです・・・!ただ一つ言える事は、どっちでもこの作品大好きです! (2018年4月27日 15時) (レス) id: d90ef8a117 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(6/17)(プロフ) - ミズキさん» どちらにも取れるように書きました。読者の皆さんが、この二人の未来がこれからどうなったのか、そんな十人十色の妄想が生まれるように、あの一文だけ書きました。ミズキさんの思う未来の二人にしてあげてください( ´ ∀`) (2018年4月27日 14時) (レス) id: 0297264441 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(6/17)(プロフ) - ゆうかさん» うわ〜〜〜! 嬉しいです!! ありがとうございます( ´ ∀`) 私もこの作品にはとても思い入れがあるので、大好きだと言ってくださりありがとうございます。これからもゆうかさんが何度も読み返したくなるような作品を書いていきたいと思いますので、よろしくどうぞ。 (2018年4月27日 14時) (レス) id: 0297264441 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - 質問なんですが、これずっと沖田は夢主の幸せの為手を引いて、夢主は呉服屋の跡取りと結婚したとばかり思っていたのですが、これもしかして夢主は沖田と結婚した可能性もあるんですか? (2018年4月27日 7時) (レス) id: d90ef8a117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 別のホームページでも今ハルさんの作品を読ませて頂いていますが、この作品が本当に大好きです。何回も読んでいるのに毎回最後は泣けてきて息が苦しくなります(笑)悲しくなるのにまた読みたくなるんです。素敵な作品をたくさんありがとうございます。 (2018年4月9日 2時) (レス) id: baf03f21d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年5月3日 15時