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暗い中、手を前に出して引きずるように足を進める。身体の一部が触れてしまったことにより立てた物音に肩が跳ねた
慌てて扉の方を振り向くが、誰にも気付かれてはいないらしい。呼吸を整えて、再び手探り状態を始める
沖田さんの資料作成を手伝っていた時に見つけた物を、私はまだ頭の中に覚えていた。おざなりに保管されていたことと、付着していた血痕に怯んでしまったが、今になってみると前者はありがたい
手にとってみて、見慣れ始めたアレよりも小さなコレは軽いと思っていたのだが、私の手にも心にもズシン、と重みがかる
これは命の重さというわけなのか、私が持つにはだいぶ程遠い代物だ。しかしそんなこと言っている場合ではない
懐に隠せば、より緊張感が増す。扉を出てすぐに誰かにあったら？その時間違ってコレを抜いてしまったら？
その人は、死んでしまうのだろうか……
忍び足で扉をゆっくりと開け、少しの隙間から外を確認する。運良く誰も居なく、私は素早く出て必死に何ともない顔を繕った
『Aちゃん？』
『は、はい！！』
発した声が大きく、自分自身驚いてしまう。私を呼んだ彼は怪訝そうな顔をして、どうしたのか聞いてくる
『いえ、何でもないですよ
……山崎さんこそ、何かご用ですか？』
『ああ、えっとね、沖田隊長が呼んでるよ』
何でも資料まとめるの手伝って欲しいんだって
お願いできる、と下から伺う彼に勿論だと頷く。彼らの役に立てるなら構わないが、今は沖田さんに会いたくなかった
山崎さんに食堂に寄ってから行くと伝え、取り敢えず鞄にコレを隠さなくてはならない
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ハル(プロフ) - ヤミーさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いしますね！ (2017年4月4日 15時) (
レス) id: 2c6d364f0d (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - リタさん» ヤバイ人からコメント来ちゃったと思ったんですが、貴方でしたか笑笑 また書き始めてるなら教えてくださいね、鹿たん笑笑 コメントありがとう (2017年4月4日 15時) (レス) id: 2c6d364f0d (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - pumpアミーゴさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年4月4日 15時) (レス) id: 2c6d364f0d (このIDを非表示/違反報告)
ヤミー - 更新頑張ってください！応援してます♪ (2017年4月2日 19時) (レス) id: f707c0d1ab (このIDを非表示/違反報告)
リタ(プロフ) - 新作おめでとうございます！とっても面白いです！いつも陰ながらひっそり……陰ながらでもないけど、ひっそり応援させてもらっています。ハーちゅわん大好きです。これからも大好きです。笑笑更新頑張ってください((はぁと。笑 (2017年3月31日 14時) (レス) id: 5e2871c323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル
| 作成日時：2017年3月25日 11時
