朝昼夜二度寝んね

Tsied ページ8

俺がひとりすすり泣いていると

「…今日の玉甘いね？」

「えっ？」

寝ているはずのニカの布団の中から声が。
まさかと思っているとガバッとニカが起きて

「今度は俺の番だよ？」

「えっニカっ…」

俺は言い終わる前にニカに口を塞がれた。
しかも朝からではあまりにも甘くて濃密なキス。
息をする暇さえない。
やっと離れたときには銀の糸が俺たちを繋いでいた。

「…起きてたの？」

「うん、キスされたときから。」

「なんで寝たふりしてたの？」

「だって玉が甘えてくること滅多にないんだもん。」

「俺そんなに甘えてなかった？」

「うん」

「ごめん…」

「いいんだ。裕太は甘えるのが下手なの知ってるし、それで嫌いになるなんて絶対ないから。」

「…絶対？」

「うん、絶対。だから






もう一回キスしない？」

「…いいよ」


たまには、こんな甘くて濃密な朝もいいかもしれない。
また、ドでかいクラッカーかってこよ。
甘い朝はもうしばらくはないかも。(笑)


すいーともーにんぐ

fin

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