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黒尾side


何となく、今日はあんまりAと一緒にいれなかった気がする。

昨日の夜、久しぶりに2人きりで
抱きしめて、キスして(おでこだけど)

堪能しちゃったもんだから、
尚更だろうけど・・・


合宿中だし、寝る前の電話もできねえし
ひとつ屋根の下にいるのに電話ってのもなんつーかね。


そう思いながら、昨日と同じくらいの時間に
昨日会えた外のベンチに自然と足が向いた。



すると


『ふふっ面白いですねー!』

と、多分この声はA。


曲がり角から覗くと、

生川の主将と森然の主将と3人で話してる。


あ?仲良かったっけ?


たしか前回の合宿の時に連絡先は交換したって言ってたけど・・
次の日には俺告って付き合い出したから
てっきり連絡なんて取ってないと思ってたけど


まさか、取ってたのか??


いや、別に取っててもいいんだけど!!



「なぁなぁ今度遊びにいこーよ!」
「お前チャラい、このブロッコリーが。」
「なんだよタラコ!」

『ふふふっ遊びに行くのはごめんなさい。でもこうしてお話できるのは楽しいので』

「え、ほんと?///あーAちゃんと同じ高校がよかったー!」
「お前ちょっとキモいぞ。嫌われろ」
「うるせーな!」


黒「はいはい、ここまで〜!そろそろ返して貰おうかな?ウチのマネージャー」

そう言ってAの肩に手を回す。


「げ!黒尾!お前同じ高校だからって、そうやって気軽に肩抱くのよくないぞ!!」


黒「同じ高校・・・だけの理由じゃねえかもよ?」


「はあああ?な、なんだよお前らもしかしてできてるのか?!」


黒「さあ?どうでしょう?」


腕の中のAは顔を赤くして固まっている。


「くっそ!Aちゃん!ぜってーコイツだけは辞めといた方がいいぞ!この胡散臭い黒尾だけは!」


残念ながらその胡散臭い俺を好きなんでねえ、この子は。


ニヤニヤしながら見てると、


ぎゅっ


?!


黒「?!///え、なに、どうしたAちゃん?//」




突然抱きついてきた。



「「な!」」

生川、森然W主将もこれには目を丸くさせている。




『・・私はこの胡散臭い人が好きなんです』




ああ、すまん、もうダメだ・・・・



黒「!!///〜〜〜っつーことで。この子頂いていきやす。じゃーな、ブロッコリーとタラコくん(ニヤ」







とりあえず人気のない場所に移動しなければ。





校舎を出て、中庭のベンチに移動して
未だに俺に張り付いているAを見下ろす。

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ナナミ(プロフ) - 45話のところドコサエキサエン酸じゃなくてドコサヘキサエン酸ですよー (2021年4月26日 18時) (レス) id: a2f189df9f (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - え、好きです。天才でしょうか?文章作るのがお上手ですね! (2021年3月24日 17時) (レス) id: ac0a73c6af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mraka | 作成日時:2021年2月13日 22時

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