いつだって毒舌な君は分からない～Nagase Ren～ 2 (ページ10)

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『…はぁ』

当たり前だけど今日も学校、

こんなに学校に通うのが憂鬱になった事は今までない

また昨日連れていってくれた夕焼けみたいな…

今はがっつり朝だけど。笑

ｶﾞﾁｬ

母「A朝ごはんできてるよ」

『あ、うん、ありがとう』

母「なんかあった？」

『え…？』

母「憂鬱そうな顔してる」

『…そんな顔に出てる？』

母「私はあんたの母親だよ？他の人が気付かなくても私はあんたの顔みたら分かる」

『…お母さん』

母「辛いことがあるならお母さんでよかったら
いつでも聞くから、言っておいで」

『……ありがとう』

母「近々服でも買いにいこうか！」

『え、ほんと？』

母「え、もちろんあんた自腹ね？」

『なにそれ！』

母「あはは、冗談よ笑」

『も～！！笑』

母「さっ、ご飯たべて学校いってきな！
それとも学校が嫌なんだったら休んでいいよ」

『ううん、大丈夫、行ってくる』

母「そ、わかったよ」

お母さんの温かさは偉大だなぁ…、

ありがとうお母さん。

私は朝ごはんを食べて家を出た。

このとき、お母さんの言う通り

休んでいたら良かったなんて思わなかった

『真由おはよ～って、あれ…』

いつもならもう真由は学校にいるはずなのに

今日は居ない

遅刻かな？

ﾋﾟﾛﾝ

真由Aごめん、お母さん達今日仕事で帰れないみたいで弟達の面倒1日頼まれたから行けない!1人にしてごめんよ…

『そうなんだ…仕方ない』

A大変だと思うけど頑張ってね!先生からは私が伝えておく!

真由ありがとう～何かあったらいつでも連絡してきてね

A大丈夫!ありがとう!

『と…送信』

久しぶりだなぁ真由が居ないなんて

そういえば…

紫耀くんはもう来てるのかな

『…見に行ってみようかな』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

永瀬「！！！」

『！！！』

私がドアを開けて廊下に出たタイミングで
廉が目の前に居た

それも…

女「廉くん入らないの？」

廉の腕にくっついてる女の人と一緒に。

永瀬「…あぁ、お前あっちやろ、じゃあな」

女「うん！放課後迎えに来るね！」

そう言って女の子とわかれて廉はスっと教室に入った。

『……』

廉が女の子とあんなくっついてるの初めてみた、