いつだって毒舌な君は分からない～Nagase Ren～ 2 (ページ9)

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廉が友達に連れられて教室を出ていった後

真由が気をつかってくれて

帰りに甘いものでも食べに行こって誘ってくれたけど

平野「Aちゃん！帰ろ！」

紫耀くんが迎えに来てくれて

真由は紫耀くんに私を任せた。

平野「ごめんね、相成ちゃんと約束してたぽかったけど俺がタイミング悪く…」

『ううん、真由が帰りなって言ってくれたから笑』

平野「そっか笑」

『紫耀くんこそ友達との約束とかなかったの？』

平野「俺はいいのいいの、友達はいつでも遊べるし」

『それで言うと私と帰るのもいつでも…』

平野「俺がAちゃんと帰りたいからいいんだよ～」

『…紫耀くんはいつでも思ったままに言ってくれる』

平野「…Aちゃん？」

『あ、いや、なんでもない、ごめんね笑』

平野「…よし！Aちゃんみぎ回れ右！！」

『え？！』

私はとっさに言われつつも右に身体を向けた

平野「あ、ちがう、左回れひだりだ」

『なにそれ笑』

平野「向く方向ちがった笑」

『左なんかあるの？』

平野「ちょっとついてきて！」

『え？』

紫耀くんに連れられ何分か歩いた

平野「ここ！！」

『なにここ…凄い…』

平野「でしょ、俺のお気に入りの場所」

連れてきてくれたのは少し急な階段を登った先にあるところで、ものすごく夕焼けが綺麗にみえた。

『…すっごく綺麗』

平野「Aちゃんがこれからも何かあった時とか落ち込んでたらここに連れてきてあげる！」

『…紫耀くん』

平野「あ、夕焼けより星空の方がいい？」

『へ？』

平野「やっぱそうか～女子って星空の方が好きだよな～さすがGoogle先生当たってるわ」

『Google…？』

平野「女子が好きそうなとこ調べてたんだけど今、夜じゃねーし夕焼けしか無理だなっておもったからここに来たのにな～」

『…ふふ笑』

平野「え、なんで笑うの？！」

『調べててくれたんだとおもって笑』

平野「あ…え、俺声にでてた？！！」

『逆に声に出してなかったつもりだったの？笑』

平野「がっつりね！！」

『っふ…もうだめ！笑紫耀くん抜けすぎ！笑』

平野「うるさいなあ～！」

『でも私、今は星空より夕焼けの方が好きかな』

平野「ならよかった！！」

『ありがとう紫耀くん』

そして家の前まで送ってもらい紫耀くんとわかれた。