17. 〜廉side〜 ページ17
ムシャクシャしながら教室に戻って席に着いた
あ〜なんでこんなイライラしとんやろ俺
「…ん」
次の授業サボったろかなとか考えてたら
イライラの原因作ったあいつが俺の名前を大きく呼んだ
あ「れぇぇぇん！！！」
『…うるさいな何やねん』
俺は不機嫌に返事をすると
あ「どうしたの？なんか怒ってんの？」
とかちょっと心配そうに聞いてくるこいつ
『……どうした？ちゃうねん』
あ「え？」
『ちょっと来いや』
あ「え、ちょっちょ、廉？！」
俺は気付いたらAの腕を掴んで
次の授業とか関係なしに教室を出て歩き始めた。
あ「もう、廉！どこ行くの！」
こいつの声で俺は足を止めて振り返ったとたん
『お前やっぱり紫耀の事気になっとんやろ
なんならもう好きなん？』
自分でも分かんねーけど口が先走ってた。
当然こいつは驚いた顔しとったけど
もう俺も止められない
『どうなん？』
Aは「好きでもないし気になってもない紫耀は友達」とか何か言ってるけどいつからあんな急接近しとんねんって話
『マフィンまで可愛く渡して？なんなん？』
あ「か、可愛くって…」
『紫耀の為に家庭科室頑張ったんか』
『なあ、どうなん？』
俺はAを壁の方に追いつめて手で行く場を塞いだ
あ「なんでそんな廉怒ってんの…？」
『怒ってへんから、ええから答えろよ』
あ「お、怒ってんじゃん…」
うん、俺は無性にイライラしてる
自分でもなんでイライラしとんか分からんから
余計に。
そして
マフィンを紫耀にだけあげたんじゃないって言い出した
俺は紫耀以外の他の男にもあげたんかおもて言うたら
Aは違うからと言いながらマフィンを俺に渡してきた
『…なにこれ』
俺用らしい。
『あいつにだけかおもた』
あ「そ、そんな訳、真由にもあげてるよ」
『はっ…？相成にも？』
まじかよ
なんや、俺
なんかくそカッコ悪いやん
俺は一気に力が抜けた気がしてしゃがみ込んで
マフィンを見た。
紫耀には普通ので俺には普通よりチョコかかってる方がいいかなと思ってチョコをかけたマフィン…
『……許す』
とだけ言って『ま、一応食っといたるわ』なんて
いつも通り言ってやった
Aは俺がマフィン欲しいだけに怒った思ってるみたいやけど俺も正直なんであんなイライラしたんか分からんからこいつの発想にはムカつくけどそうゆう事にしといた。
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さちまま(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。頑張ってくださいね。キュンキュンします。 (2020年1月14日 14時) (
レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - 、さん» 一応読んでいたのですが忘れてしまっていました申し訳ありません。ご指摘有難う御座います！ (2020年1月12日 18時) (レス) id: 49489daafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rea | 作成日時：2020年1月12日 11時
