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『あ、廉』
教室に入ってきて席についた廉
永瀬「……」
『廉？』
永瀬「……」
呼んでも廉は私を無視してると言うより
なんか不機嫌そうで周りが見えてないような感じ
『れぇぇぇん！！！』
私は耳元で大きく廉の名前を呼んだ
永瀬「…うるさいな何やねん」
『どうしたの？なんか怒ってんの？』
永瀬「……どうした？ちゃうねん」
『え？』
永瀬「ちょっと来いや」
『え、ちょっちょ、廉？！』
私は突然廉に腕を掴まれてもうすぐ5時間目始まるって時に教室を出て廊下に出た。
『もう、廉！どこ行くの！』
ピタッと廉の足は止まった
『廉？』
永瀬「お前やっぱり紫耀の事気になっとんやろ
なんならもう好きなん？」
『え？』
廉はどこか寂しそうで、でも怒りの表情をしていた
永瀬「どうなん？」
『だから、それは前にも…』
永瀬「前は前やろ、今を聞いとんねん」
『好きでもないし気になってもないよ
平野くんは友達だよ』
永瀬「どっからあんなに急接近したんか知らんけど」
『あんなに…？』
永瀬「今日携帯みて笑っとった相手、紫耀なんやろ」
『え、なんで』
永瀬「紫耀から聞いたわ今日交換したんやってな
最初から学校お前と来とったらよかったわ」
『え？』
永瀬「んで？マフィンまで可愛く渡して？なんなん？」
『か、可愛くって…』
永瀬「紫耀の為に家庭科頑張ったんか」
『ちょ、ちょっと、廉…？』
廉の口からスラスラと次から次へと言葉が飛びかかってくる
今までこんなの無かったのに、
永瀬「なあ、どうなん？」
ﾄﾞﾝｯ
壁に私の背中がついて左には廉の手で塞がれてる
いわゆる壁ドンってやつ…？
じゃなくて！！
『なんでそんな廉怒ってんの…？』
永瀬「怒ってへんから、ええから答えろよ」
『お、怒ってんじゃん…』
永瀬「本間は紫耀のことどない思っとん？」
『だから…私は平野くんの事なんとも思ってないし
それに平野くんにだけあげたわけじゃないよマフィン…』
永瀬「は？なに色んな男にもあげてたん？」
『違うから！
これ…』
私は平野くんにも真由にもあげたのとは違う
チョコを上からかけてあるマフィンを差し出した。
永瀬「…なにこれ」
『これは廉に、普通のマフィンよりチョコかかってる方がいいかなとおもって、』
永瀬「……なんやそれ」
『え？』
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さちまま(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。頑張ってくださいね。キュンキュンします。 (2020年1月14日 14時) (
レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - 、さん» 一応読んでいたのですが忘れてしまっていました申し訳ありません。ご指摘有難う御座います！ (2020年1月12日 18時) (レス) id: 49489daafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rea | 作成日時：2020年1月12日 11時
