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永瀬「…痛いとこないん？」
『う、うん大丈夫』
永瀬「そうか」
『…そういえば廉なんでここに？』
永瀬「教室戻ったら相成がAが危ないかもしれないって言うてきたら」
『あ、真由が…』
永瀬「多分俺を呼びに来た女らが俺の気を引いてその間にお前を連れてきたんやろ」
『な、なるほど…』
永瀬「……ごめんな」
『…え？』
永瀬「俺が行かんかったらこうはなってなかったかもしれんのに」
『ううん、廉が謝ることじゃない絶対』
永瀬「…髪ぐしゃぐしゃやん」
『…あっ』
廉の右手が私の頭に伸びて
優しく私のクシャクシャになった髪を直すように撫でてくれた。
『……////』
永瀬「…あのさお前」
『……なに？』
永瀬「紫耀くん…までな」
『……？』
永瀬「やから、紫耀くんとは呼んでも呼び捨てで呼ぶなよって」
『……なん、で？』
永瀬「………」
廉は私の顔をじっと見たまま何も言わない。
『……廉？』
永瀬「……うるさいの、何となくや！」
『きゃっ』
そう言って優しく撫でてくれていた手はさっきの行動と反対に私の頭をクシャクシャにする
『直してくれたんじゃなかったのー？！』
永瀬「俺がそんな優しいことせーへんわ」
『…ま、まぁ確かに』
永瀬「いや、なに納得してんねん」
『あはは、嘘うそ
廉助けにきてくれてありがとう…っ』
永瀬「…おん」
紫耀くんには悪いけど
やっぱり私は何より廉が来てくれたこと
あんな風に怒ってくれたこと
それが何よりも嬉しかった。
廉の背中が
いつもよりかっこよく私の目に映った
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さちまま(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。頑張ってくださいね。キュンキュンします。 (2020年1月14日 14時) (
レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - 、さん» 一応読んでいたのですが忘れてしまっていました申し訳ありません。ご指摘有難う御座います！ (2020年1月12日 18時) (レス) id: 49489daafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rea | 作成日時：2020年1月12日 11時
