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杏寿郎「………むぅ…」
何を馬鹿な事を…と思う杏寿郎だが真剣に猫を待ち構えているAに何も言えずにいた。
しかし、さりげなくどころか結局は猫が気になって仕方がないAは猫が近寄るたびに激しくソワソワしているので相変わらず猫は一定の距離から近寄らない。
シュンと落ち込むAにため息をついた杏寿郎はAを自分の方へと向かせた。
杏寿郎「気にしすぎて見過ぎだ。
で、少し聞きたいのだが」
『なんですか？ 今ちょっとそれどころでは……！』
杏寿郎「おい……この状況に何も感じないのか？」
『…はい？ 何がです？ 状況…？
っ…！！？
あ、ちょっと本当に待って下さい…！
足に温もりを感じるんですけど見ても良いんですか？！
見たら逃げちゃうんですか……？！
わ、私はどうしたら？！！！』
※超小声
さっきからほんの数センチ前に杏寿郎の顔があるがAは気にすることも無く平然と猫を待ち構えていた。
普通この状況で猫どころじゃないだろう。
杏寿郎は心の中で突っ込まずにはいられなかった。
しかも見過ぎだと言われた為、猫を見ないように杏寿郎に向かって顔を埋めると必死に耐えながらも手元は膝に乗った猫を触れたくてウズウズしている。
杏寿郎「…本当どうなってるんだ、その頭は。
………それにしてももどかしいな」
フサッ……
『〜〜っ！！！！』
触ろうとしては躊躇するAの手を取るとソッと猫を撫でさせた。
Aは感激のあまり声にもならず、嬉しそうに杏寿郎の顔を見るとデレデレとした表情をしている。
『…へへっ………
や、やっと猫ちゃん触れましたぁ』
杏寿郎「っ、そうか…！」
猫を触りながら、へにゃっと笑うAを見た杏寿郎は頬を染めたがAはそれどころでは無かった。
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『すごく可愛かったですねっ！！』
杏寿郎「……………うむ、そうだな。
……また連れてきてやる」
『えっ？！
本当ですか？！！ もうすでに楽しみです！
次はあの黒猫ちゃんをモフモフしようと思います…！』
髪は乱れ、猫の毛を頭にも身体中にまとい満面の笑みのA。
“はしたない”
そんな言葉は猫を触れるためにはAには関係無かった。
触るコツを掴んだAは顔を埋めたり猫と寝っ転がったりと人の目も気にせず好き放題し、大満喫したのだった。
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杏(プロフ) - ttakedasaki0906さん» こんにちわ〜！ コメントありかとです😭✨ちまちま続編も進めてるので公開したらお時間ある時にでも読んでやってください😊✨ (2023年4月23日 11時) (
レス) id: 535a4fa654 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！ (2023年4月22日 18時) (レス) @page50 id: 668cdece5e (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 愛さん» わ〜！大好きって嬉しいです🥰✨良かったらこれからもお付き合い下さいませ☺️✨✨ (2022年10月5日 22時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 杏様はじめまして！先月からこっそりお邪魔させていただいております！こんな杏寿郎さんと夢主大好きです！続き楽しみにしております🥰 (2022年10月3日 9時) (レス) @page16 id: 48db5b7854 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございますー🥰面白いって思ってもらえて嬉しい❣️のんびりですが更新頑張ります☺️♥️ (2022年9月29日 23時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2022年9月14日 20時
