感情 ページ48
堕姫「…アンタでも、可愛いとこあったのね。まぁ今の見た目は前より可愛げあるけど(笑)」こそっ
狛治は無言で眉間に皺を寄せ堕姫を睨む。
堕姫「いいじゃない、それにしてもアンタ。いくらそうだとしても、あれはやりすぎじゃない?(笑)」
堕姫はAの首等をチラッと見て言っている。
狛治「……俺じゃない。お前が思ってる様な仲じゃない。そもそもそんな感情じゃない。」
堕姫「…アンタ、自分で気づいてないの……?」
会話は淡々としているが明らかに苛立っている。
またもギリッと拳が握られていた。
狛治「…?」
堕姫「……そんな顔しといて。…馬鹿ね。」
狛治「…顔?」
態度は苛立っていたが、その時のAを見た狛治は切ない表情をしている。
『なに話してるのー?』
そこへ、まさか自分の話題になってるとは知らないAが笑いながらやってきた。
堕姫「え?コイツの好いてる女の話し。」
狛治「はぁぁ?!!」
『えっ?!そうなの!?!』
狛治に好いてる女の子がいたのかとAはビックリ。
『狛治!恋雪ちゃんを好きだった時の気持ちになれたんだねぇ、良い事だねっ!!』
堕姫(にぶいって…恐ろしいわね…)
堕姫はAの言葉を聞き、狛治に少し同情している。
だが当の本人の狛治はその気持ちをまだ認められないでいた。
狛治(…恋雪の時と同じ気持ち…?師範に恋雪が俺を好きだと言われて……守ろうと思った。今も確かにAを守ってやろうとは思ってるが……。)
チラリとAを見るとニコニコと笑っている。
そしてその横で堕姫は狛治の事をニヤニヤして見ていた。
この3人、いや狛治と堕姫のやり取りからずっと聴こえていた二人がいる。
一人は善逸。
(やっぱりAちゃんの事、好いてる方の気持ちだったんだな…。ほんとに愛の力って凄いよ…でもAちゃんには炎柱が……)
もう一人は宇髄。
(マジかよ。鬼だったのにAちゃんに惚れて人間になったって事か?どうやってかは知らねぇけど。でもこれから面白くなりそーだぜ!にしても俺もあの首は引くわー、歯型って…)
と、心配する善逸をよそに宇髄はワクワクしながらも、普段、Aとの事を話題に出すとあんなに取り乱しヘタレな煉獄が…?…と信じられないでいた。
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mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい\(^o^)/ (2021年1月23日 21時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます!(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2021年1月15日 19時